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【ネタバレ】『ラ・ラ・ランド』レビュー&ネタバレ解説・考察

日本では2017年に公開されたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。話題となり何度も観たくなる映画として紹介されていました。美しい映像に、美しい音楽、踊りたくなってしまうような素敵な映画『ラ・ラ・ランド』のレビューと共にネタバレ解説・考察をお届けします!

映画の評価・感想

監督・脚本はデミアンチャゼル。こちらの監督は『セッション』(2013)という映画が話題となり一躍有名になった監督です。そして本作では女優を目指すミアと売れないジャズピアニストのセブの2人の恋の物語を描いています。

アカデミー賞を6部門受賞(監督賞・主演女優賞・撮影賞・美術賞・作曲賞・主題歌賞)した大ヒット作になりデミアンチャゼル監督の代表作といえる作品になりました。

映画のオープニングは100人くらいのダンサー達が高速道路の渋滞中に踊りだすシーンから始まります。このシーンだけでも素敵な映画を予感させてくれます。そして映画の最後のシーンは、かなり切なく、後を引くものですが夢を追いかけた2人の姿に感動すること間違いなしの名作映画だと思います。おすすめ映画として紹介できる映画です!!

この記事ではストーリーのネタバレを含みますので観ていない方や、知りたくない方はご注意ください。

キャスト

エマ・ストーン (ミア)

『アメイジングスパイダーマン』シリーズでヒロイン役を演じ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ではアカデミー助演女優賞初ノミネートを果たした女優で、今作では主演女優賞を受賞しました。
映画後半シーンの「おばと雲とセーヌ川」を語り、唄うシーンがすごく印象的です。ライアン・ゴズリングとのダンスシーンも素敵です。

ライアン・ゴズリング (セブ)

純愛映画『きみに読む物語』で一躍有名になり、06年の『ハーフ・ネルソン(原題)』でアカデミー主演男優賞に初ノミネート。その後も多くの映画で活躍し、今作では2度目のアカデミー主演男優賞候補に挙がりました。
ミアの夢を応援する優しい姿がすごく印象に残りました。そしてミアを迎えに行く必ず鳴らす大きなクラクションも印象的です。そんなに鳴らさなくても・・・と笑ってしまいます。

曲がすごく良い!!

「ANOTHER DAY OF SUN」
「SOMEONE IN THE CROWD」
「ミア&セバスチャンのテーマ」
「A LOVELY NIGHT」
「CITY OF STAR」
「Audition」
といった曲が映画を演出します。映画を観終わった後にはサントラも欲しくなってしまう人も多いはず。この映画では、それだけ素晴らしい曲がたくさん流れます!

ストーリー

ミアとセブの出会い

映画は渋滞中の高速道路から始まります。車から降りて踊り出す人たちのダンスシーンは圧巻です。冒頭からすごくパワーをもらえます。この渋滞の中にミアとセブはいました。セブはミアの隣でわざわざ止まって大きなクラクションを鳴らして去って行きます。これが2人の最初の出会いでした。ミアにとってのセブの最初の印象はかなり嫌なやつです 笑

ミアはカフェで働いていて、そこにやって来るハリウッド女優のビップな対応に憧れていました。彼女の夢はハリウッド女優として活躍することであり、その為にオーディションを受ける日々を過ごしています。けれども落ちる毎日。そして仲間に、「自分の夢を叶えてくれる誰かを探しに行こう」と誘われて出かけます。『SOMEONE IN THE CROWD』と共に描かれるこのシーンは『ラ・ラ・ランド』を代表する名シーンだと思います。

セブは「ヴァンビーク」という、かつてはビックバンドが出演していたジャズの店が今はサンバとタパスの店になってしまっていることにショックを受けていました。彼の夢は「死にかけているジャズ」を自分の店をオープンして復活させることでした。けれども売れない日々で姉からも将来を心配されています。彼のクリスマスの仕事はクリスマスソングの演奏でした。依頼主からはセットリスト通りに演奏するように念を押されます。
セットリスト通りに演奏していたセブでしたが、誰も自分の曲を聴いていないことに憤りを感じて『MIA&SEBASTIAN’S THEME』を演奏します。そしてクビになりました。けれどもこの演奏をミアだけは聴いていました。これが2回目のミアとセブの出会いです。セブに話しかけようとするミアでしたがセブは素っ気ない態度で通り過ぎていくのでした。

ミアはオーディションに落ち続けていました。
そしてあるパーティーでセブと再開します。ミアは自分を本物の女優と、そしてセブは自分をプロのミュージシャンと名乗ります。2人とも見栄をはっていました。

2人は一緒に帰ることになり、セブは「何度も出会うなんて運命?」と感じます。そして歌にのせて「君は全然タイプじゃない」と言います。ミアも「あなたはタイプじゃない」と返しますが、それでは「素敵な夜がもったいない」と2人は恋に落ちます。

『A LOVELY NIGHT』の曲にのせて2人は踊ります。ここのダンスシーンも素敵でした。思わず踊り出したくなってしまうシーンでした。2人は完全に恋に落ちました。

ミアはセブから「自分で自分の芝居を書けばいい」という提案をされて、その提案を素直に受け入れ、一人舞台の準備を始めるようになります。お互いの夢を語ることで二人の距離はさらに近づきました。

デートを重ね幸せな恋人生活を送る二人でしたが、ある日、ジャズの店で昔バンドを組んでいたキースに稼げるバンド活動に参加しないかとオファーを受けます。好きな音楽ではない、けれども収入は安定する。ミアとの将来か、それとも自分の好きなジャズを求め続けるか、セブの心は揺れます。

セブはミアとのことを考えキースのバンドに参加することに決めました。ある時ミアはセブのライブに参加します。けれどもそこで目にしたのは好きでもない音楽を演奏するセブの姿でした。ミアは困惑します。そして夏が終わりました。

ミアとセブは仕事で会えない日が続いていました。
サプライズで忙しい仕事の合間を縫って、セブは家に戻って来ていました。そして仕事の話になり、ミアはセブのバンド活動が長期的に続くことを知ります。セブはミアとの将来のために夢を諦めて仕事に身を捧げていました。「大人になる時が来た」「ジャズなんて今の時代誰も聴かないんだ」と話します。それに対してミアは「どうして人に媚びるの?自分の夢はどうしたの?自分の夢を思い出して!」と訴えかけるのでした。二人の心はすれ違ってしまいます。

ここのシーンは本当に切ないです。現実の厳しさを突き付けられている気がします。
二人が直面した壁は「愛」か「夢」どちらを選択するかということでした。
愛はお金では買えませんが、愛だけでは生活していくことができません。現実は厳しいです。

そしてミアも夢を追うことに対して厳しい現実を思い知らされます。
ずっと準備して来た一人芝居の舞台は空席だらけのガラガラでした。そして楽屋にいると客席からは自分の舞台を批判する人たちの声が聞こえて来ます。ミアはすごくショックを受けていました。考え直して駆けつけてくれたセブに対して「私も夢を諦める」「もう終わり」「もう恥はかきたくない」と言って夢を諦めることを告げます。

二人とも残酷な現実に直面していたある日、セブの元にミアの舞台を見ていたハリウッド事務所の人から連絡が入ります。ミアの演技がスカウトの目に止まったのです。セブはミアを説得しますがミアは拒みます。これ以上傷つくのがミアは嫌だったからです。それでもセブは熱心な説得を続け、ミアはオーディションを受けることにします。

オーディションをやりきったミアはセブと「これからどうする?」という話をします。
「どうもできないんじゃないか?」とセブは応えます。

「受かったら君の夢の為に全て忘れて仕事に没頭しないと」とミアに話し、「自分は自分の道を進む。この街で自分の夢を叶える」とセブは言います。

二人はお互いにを愛し合っていることを確認します。けれども二人は夢の為に別々の道を進むことを決意するのでした。

5年後・・・

ミアもセブも夢を叶えました。
けれども二人は別々の道を進み、一緒になることはありませんでした。ミアは別の男性と結婚し、子供もいました。

セブのピアノの演奏『MIA&SEBASTIAN’S THEME』に合わせて二人が一緒になっていたらこうなっていたという映像が始まります。これがものすごく切ないです!!二人には子供もいて幸せな家庭を築いている様子が描かれます。なんで二人は一緒にならなかったんだ・・・という切なさがすごく溢れ出て来ます。

終わりに

ハッピーエンドではない気持ちもしますが、二人は自分の夢を叶えました。そして、それは二人が望んだ未来でもあります。二人にはミアのオーディションの後に二人で一緒に生きていく決断もできました。けれども二人は夢を叶えることを選んだのです。とても切ないですが、二人にとってはハッピーエンドなんですよね。これで良かったんです。そして何よりも二人は出会うことによってお互いの夢を叶えることができました。出会わなければ得られなかった幸せを得ることができました。出会わない方が良かったことなんて何一つありません。僕はそう考えています。

切ないけれども、だからこそ二人の愛にはすごく感動させられます。そして素晴らしい映像と素晴らしい音楽を楽しめます。映画『ラ・ラ・ランド』はそんな映画です!!

ABOUT ME
かつ太郎
現在は千葉県在住の一般人です。 映画、ドラマ、アニメ、本から名言を収集するのを楽しんでいます。旅行やフィルムカメラも好きで色々と楽しんでいます。  家族の影響でGLAYがとても好きです。 そんな自分の好きなことを皆さんの参考になるように紹介していけたらなと思っています!