プロフィール

ー 我が家の歴史 ー 僕と妻の出会い

妻との出会いは高校時代まで遡る。

僕は電車が下りで空いていることと、推薦で受かりそうなこと、偏差値的にも良くはないけど悪くもなくギリギリ許容範囲であることを理由に高校を選びました。

僕は3人兄弟の末っ子で兄と姉のことをよくみてきました。姉は私立の高校に通い学費が高かったのを知っていますし、兄は偏差値の高い学校に行って、やる気がなかったのか、周りのレベルが高かったのか、高校生活を楽しめてはいなさそうな姿を見ていました。

そんな兄弟の姿を見ていたので、僕は親に負担をかけないようにしようということと、学力が高い学校に挑戦して受かっても、その先の高校生活が大変なのかなという考えから、自分の偏差値よりも5〜8ぐらい下の確実に受かりそうな学校に狙いを定めました。

上を目指すんじゃなくて下を見るというマインドがどうなのかとも思いますが、当時の僕はそうやって高校選びをしました。この学校なら成績も上位になれるし推薦で大学も行けるんじゃないかという姑息な考えも持っていました・・・。

そんな理由で、よく考えもせずに決めた高校で僕は妻と出会うことができました。

入学してみると初日から今後の高校生活が不安になりました。他の高校を知らないからわからないけれども、とにかくうるさい人が多かったです・・・。休み時間ならまだしも、授業中もとにかくうるさくて、勉強をしたい人は集中なんてとてもできない環境でした・・・。そんな日々でした。

僕は孤立していました。賑やかな人たちと休み時間にゲームをする人たちしかいなくて、どちらのグループにも僕自身は心を閉ざしていました。気の合いそうな人がいない・・・。唯一なかの良かったのは違うクラスの部活仲間ぐらいです。

本当に孤立していたので、通知表には「友達がいない」と書かれてしまったくらいです。事実だとしてもそれを書いてしまう先生もどうかと思いますが・・・。

とにかくつまらくて、入学したことを後悔してばかりの高校でした。

その代わり勉強では僕の狙い通り成績上位でした。No1になれると思っていたけれども、現実は甘くなく、学年で5番くらいの成績でした。部活も3年間続けていたので、文武両道という称号を手に入れることに成功しました。

その甲斐あって大学も推薦で入りたいと思える大学に合格することができました。

当時は入学したことを後悔するような高校生活を送っていましたが、実は人生を変える出会いを僕はしていました。それが妻との出会いです。

僕は中学で陸上部に入っていて、高校でも陸上部に入りました。そこで出会ったのが妻です。中長距離を専門とする仲間でした。毎日一緒に走っていたし、毎日一緒に練習していました。ただし、恋愛感情を持つことはなく、同じ部活の仲間という意識でした。それは妻の方も同じです。

部活を引退するときに2人で撮った写真がありました。それが僕と妻の高校時代の唯一のツーショット写真です。

お互い何事もなく高校を卒業しました。

僕は大学へ、妻は専門学校に進学しました。

高校を卒業してからも部活メンバーでの集まりはたまにありました。けれども何を話したかは全く覚えていません。

そして、大学2年生の秋。

大学の友達にランニングのイベントに誘われました。メンバーをあと数人集めて欲しいと頼まれまて、僕は大学で出会った親友Aと、妻を誘いました。

そのイベントで僕の親友Aは妻のことを好きになったのです。

なんとなくモヤモヤしながらも僕は親友Aの恋を応援するという展開になりました。

その後、僕の親友と妻は付き合うことになりました。まさか妻がOKするとは思っていませんでした。久しぶりに妻と再会して、僕は妻のことが気になっていたし、妻とは仲が良かったので心のどこかでは自分と付き合うことになるではという淡い期待をしていました。

親友Aと妻が付き合うことになった報告を受けた時のことをよく覚えています。自分は人生の大きな過ちを犯したのではないだろうか・・・。大切なものを失ってしまったような喪失感がありました。

それが大学時代の話です。

そして僕はサラリーマンになりました。

採用人数が多いから面接を受けたという持ち前のいい加減さで今の会社に入社しました。

社会人2年目の夏に親友と会いました。そして、妻(彼女)と別れたという報告を受けました。僕はてっきり二人は結婚すると思っていたので衝撃でした。

心のどこかでホッとする自分と、そう思ってしまう自分が嫌になる複雑な気持ちでした。

その後、僕は転勤が決まり、宇都宮で働くことになりました。初めての一人暮らしと慣れない環境での生活は想像以上に辛く、孤独感を抱えながら生活する日が続いていました。

孤独で寂しくなって高校時代の陸上部メンバーに声をかけました。そこには妻も含まれていました。「あわよくば」という下心があったのかもしれません。

でも僕は本心から誰かと話したくなっていました。女々しくて嫌ですが、それほど孤独でした。

集まることが決定し、いざ当日。直前になってキャンセルがあって、集まったのは僕と妻だけでした。笑

これが運命というものでしょうか。

せっかくなので2人でご飯を食べました。高校時代からの知り合いですが2人でまともな会話をしたのはこの時が初めてでした。そして2人で会うのも初めてでした。高校時代のこととか、卒業してからのこととか、今何をしているのかとか色々話しました。僕の親友と別れたことにも少し触れました。

すごく心地の良い時間で、僕は「また会おう」と妻に話しました。妻もOKしてくれました。

僕は妻のことを好きになっていました。でも高校時代からの知り合い同士が付き合った時の周りの反応とか、親友の元彼女ということを考えると躊躇してしまう自分もいました。でも好きになっていました。彼女を超える存在はもう今後の人生では現れないような危機感も感じていました。それぐらい彼女の人間性に惹かれていました。

そして12月のある日、まだ友達であり、恋人ではない僕たちは2人で劇団四季を観に行きました。舞台鑑賞を終え東京タワーまで歩きました。告白をしようかと思いましたが、ここで振られてしまったら帰り道が気まずいと思い、地元の方の駅まで戻りました。

ロイヤルホストで夜ご飯を食べました。ここでもまた色々話しました。楽しかった。僕は幸せを感じていました。どんな流れからか忘れましたがお互いの結婚願望のような話にもなりました。彼女が自分に色々話してくれたので、すごく距離が近づいた気がしていました。

お会計を済ませ外に出るとイルミネーションがあり、二人で観ながら歩きました。僕は心臓ドキドキでした。ここで言い出せなかったら一生後悔すると思って告白を決意しました。

「好きです。付き合ってください。」と、言った気がしますが覚えていません。笑

妻は驚いていました。妻も僕に好意を持ってくれていたようですが、僕が妻のことを友達としか思っていないと思っていたみたいです。親友を紹介するという前科があったので仕方ありません。後から聞いた話ですが、妻も僕のことを好きになってくれていたみたいで、「辛くなるからもう会うのは控えよう」なんてことも考えていたらしいです。告白して良かった・・・。

僕の告白に、妻は嬉しそうに少し照れながら「はい。」と言ってくれました。

そして僕たちは付き合い始めました。

高校で知り合ってから8年が経っていました。

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