LIFE STYLE

経済的自立に向けて、車を買う前に絶対に知っておくべきこと

僕は少し前まで新車で300万円以上の車を買うつもりでした。

今乗っている車も7年経つので、「もっと良い車」、「かっこいい車」に買い替えようって考えていたわけです。

けれども、50歳で経済的自立という人生の目標を持つようになり、投資に関する本などを読んでいるうちに、新車300万円オーバー計画は中止しました。

車は必要です。でも今の車をもう少し長く乗って、買い替えが必要になったら中古で探すことにしました。

その結論に至った理由について本記事で解説します。

機会損失を考えたら欲しいと思わなくなった

少し前までの僕は新車で300万円以上の車を買おうとしていました。

けれども、機会損失を考えたら欲しいとは思わなくなりました。

機会損失について考える際、まずは自分のお金で何が買えるかを考えてみます。次に自分のお金が何を生み出せるか考えてみます。そして生み出されたものが、さらに何を生み出せるかを考えます。そうやって考えると、お金は使うとなくなるだけでなく、そのお金が生み出すはずだったものが失われることも理解できるようになります。

お金を使ってはいけないということではありませんが、使うときにそれがどういう意味かを理解する必要があります。

投資せずに何かを買ったとき、機会損失が生まれる

200万円で車を買う場合、

車を買えば200万円が消えることは誰でも理解ができます。でも、ここで考えておくべきことは、その車の費用は200万円よりもはるかに大きいということです。

自分のために働いてくれるはずだったお金がなくなったことで、機会損失が生まれているからです。

例えば、200万円を利回り8%で運用すれば、16万円の利息が得られます。

つまり、200万円で車を買ってしまうと、実は216万円失っていると考えることができます。これは1年目だけの話で、この機会損失は毎年上乗せされます。

10年間で考えると16万円✖️10年で160万円です。最初の200万円と合わせると360万円になります・・・。そして、これは福利計算ではありません・・・。

複利計算をするともっとすごいことになります。

僕ががっかりしてしまった実体験をもとに解説します・・・。

僕が200万円で車を買った結果を考えてみる

僕は入社2年目で200万円の新車を購入しました。当時の貯金のほぼ全てと言えるような買い物でした・・・。

僕は現在「S&P500」に連動したインデックスファンドに投資をしていますが、2022年から過去10年間のS&P500 の平均リターンは約14.7%とのことです。

当時はまだ投資をしていませんでしたが、もしあの200万円を投資していたら今頃どうなっていたのかを考えてみます。僕は2015年に車を買って、ちょうど7年経過しています。200万円を年利14%で運用していた場合、

なんと530万円になっていて、利息で330万円も増えていることになりました( ;∀;)

めちゃめちゃがっかりしていますが、200万円失い、そこから生み出される330万円も失いました・・・。その全てが車を買った結果です。

7年で330万円も増えるんですよ・・・。

もちろん必要だから車を買ったのですが、新車ではなくて中古で安く購入したり、できることはありました。330万円の利息だけでも別の買い物ができてしまいます。

これが複利の魔術です。

もちろん投資なので絶対に増えることは約束されていないし、リスクもあります。利息330万という数字はあくまでも結果ではありますが、機会損失について考えておくことはすごく重要だということはわかってもらえると思います。

大きい買い物は慎重にするべき

使い古されている言葉ですが、大きな買い物は慎重にするべきです。

僕は同じ轍を踏まないために、新車を購入するつもりで貯めていたお金を現在は全て投資に回しているというわけです。

今、まとまったお金がある人は、そのお金の使い方についてよく考えることをおすすめします。

機会損失の考え方は僕にはめちゃめちゃ刺さりました・・・。

車を所有すると生涯で約4,000万円かかる

今の僕の生活に車は必要不可欠なのですが、手放せる人は手放した方がいいと考えられる理由が維持費の高さです。

20〜70歳の50年間、車を所有した場合で、

  • 車代金等:1,750万円(7年に1回程度買い替え)
  • ガソリン代:520万円
  • 保険代:(自動車保険、車両保険):490万円
  • 駐車代金:720万円
  • 自動車税、自動車重量税(車検時):470万円
  • その他消耗費

なんと合計約4,000万円のお金がかかると言われています。つまり月々約6万6,000円。

車を所有するということはすごくお金がかかることなんです。

消費と浪費を混同しないこと

経済的に自由になりたいのであれば浪費はできるだけ避けるべきです。

住む場所、環境によってどうしても車が必要な場合は当然あります。実際に僕も今の生活から車を手放すのは難しいです。

車を移動手段として買うのであれば、これは浪費ではなくて消費。

でも、移動手段として考えるのであればわざわざ新車をローンで買う必要は一切ない。車に「移動手段」以上の部分を求めたらそれは浪費になります。

例えば、

  • カッコいいのがいい
  • 車が好きだから
  • 中古は他人の目が気になる

上記のような感じです。気持ちはわかるけれども、消費と浪費を混同しないようにしないと経済的自由は遠のいてしまうでしょう。

僕が新車を300万円オーバーで購入しようとしていた心理は間違いなく浪費心理でした。車は高い買い物なので一度自分の心と話し合って折り合いをつける必要があると思います。

中古車がおすすめになる理由

車種購入価格売却価格差額
(実質の負担額)
中古のフェラーリ2000万円1900万円100万円
新車のアルファード700万円600万円100万円
中古の軽自動車50万円30万円20万円
新車のプリウス300万円150万円150万円

上記はリベ大の両学長の書籍『お金の大学』を参考にさせてもらっていますが、3年後に売った場合、新車の中では一番安かったプリウスが結局は一番損してしまうというリセールバリューの考え方の解説です。

中古でも欲しい人が多い車は値段がなかなか落ちにくい。

賢い人は良い車を高く買って高く売ることで、かなり安く乗り継いでいる。買って3年で価格が半分になってしまうような新車をローンで買ってしまうのは一番悪い典型と言えます。

かといって高級車には手が出ないという人はやはり中古車という選択がおすすめになる。新車で車を買うことがダメなわけではないけれども、リセールバリューという考え方は大事にしておきたいですね。

良い車パラドックス

最後は自分の心理的部分の話です。

自分がかっこいい車に乗りたい理由について深堀してみると見栄だったりプライド的な部分も結構影響していることに気が付きます。

『セントオブウーマン』という僕の大好きな映画の中でフェラーリに乗るシーンがあって、僕もいつかフェラーリに乗ってみたいと思ったことがあります。

良い車、かっこいい車に乗っていると「自分は成功者だ。お金があって、趣味が良くて、すごい人間なんだ。さあ自分のことを見てくれ」っていうメッセージを発するには格好の道具になります。

「自分があの車に乗っていたらみんなにかっこいいと思われるだろうな」ってやっぱり考えちゃいますよね。

それが多くの人がかっこいい車に乗りたい人の心理だと思います。

でも、高級な車に乗っていても「あの車に乗っている人はすごいな」っていう尊敬や賞賛は本人が思っているほどは得られないのが現実です。

尊敬や賞賛を得たいのであれば高級車を買うよりも他の方法がありますよね?

他人は自分が思うほど、自分のことなんて考えていない

周りからの目を気にして良い車に乗ろうとするのは気をつけるべきポイントだと僕は思います。お金の無駄遣いをしてしまわないように注意です。

今の車で十分じゃないか。

僕はそう思い直して新車購入計画を中止しました。

終わりに

自分が新車購入計画を控えた理由について3つ書きました。

  • 機会損失について考えてみたこと
  • 車は所有しているだけで大きな出費になっていること
  • 良い車を欲しくなる心理について考えてみたこと

上記3つです。

一番影響が大きかったのは機会損失という言葉に出会えたことです。300万円で新車を購入していたら僕は本当にショックを受けていたと思います。そのお金を運用することで得られる利益は大きな額になります。

300万円で年利10%であれば、一年で30万円も増えます。

もちろん投資に絶対はないですし、大きくマイナスになる年だってあります。けれども、複利の魔術について知ってしまうと、300万円を運用せずに失ってしまうのはあまりにも勿体無いです。

人によって価値観は違うので、良い車、高級車を買うことは否定はしないけれども、今の僕には必要がないと思ったので購入をやめました。

今回は車を買う前に知っておいて欲しいことを実体験に基づいて解説しました。

それでは。

Advertisements