僕は社会人9年目の小売業界勤務のサラリーマンです。
もうすぐ1年間の育休生活に入ろうとしています。妻の予定日まで残り数十日です。無事に生まれてきてくれることを願っています。
令和元年12月に閣議決定された「第2期『まち・ひと・しごと・創生総合戦略』」において、2025年までに男性育児休業取得率を30%と目標が明記されるなど、国も会社も男性育休に関して前向きな取り組みが行われています。
僕が1年間の育休を取得することにした理由は主に3つあります。本記事ではそれについて書いていきたいと思います。
Contents
一緒に働いていた先輩社員が取得したのがきっかけ
数年前に職場で一緒に働いてた先輩社員が育休を取得したことで、男性社員でも育休を取得できることを知りました。
2019年に1人目の娘が生まれた時、僕は育休を取ることなんて考えもしなかった。会社でも男性社員が育休を取得するなんて空気は全くなかったし、聞いたこともなかった。「うちの会社では無理だ」って思ってました。
なので、1人目の時は自分の有給を使って妻の出産予定日に合わせて7日間の休暇をもらっただけです。
けれども、一緒に働いていた先輩社員が育休を取得するのをそばで見ていて、「あ、取れるんだ。取っていいんだ」っていう気づきと発見があって、「自分もいつか二人目ができたときには取得しよう」ってうっすらと考えていました。取れるか取れないかは別として・・・。
僕も誰かの参考になれば嬉しい
僕が先輩社員が育休を取得するのを近くで見ていたのがきっかけで育休を取得したように、僕も誰かにとっての参考になれれば嬉しいです。
一緒に働くメンバーの中には5人の新入社員もいました。その子たちに「こういう先輩もいるんだよ」って姿を見せることは意味のあることだと思います。
取得する人が増えれば、今度は取得するのが当たり前になっていきます。
僕のように半年〜1年間取得する人の割合も増えるかもしれません。
僕が1年間取得すると周りに伝えたときに、周りからは「勇気ある決断だね」とよく言われました。
僕の背中を見ていた人が、その「勇気ある決断」をする参考にしてくれれば嬉しいです。
単身赴任をすることになり、家族との時間が大切だとより一層強く感じたから
今からちょうど1年前くらいの2021年の11月に不本意な形での転勤が決まり僕は単身赴任をすることになってしまいました。
家族と離れて暮らす日々が続き、家族の時間は本当に大切だし、かけがえのない時間だと、より一層強烈に思うようになりました。
自分にとって本当に大切なものは何か?
そうやって考えたときに思い浮かぶのは、やっぱり家族のことです。
- 自分が単身赴任をしている間に家族に何かあったらどうしよう・・・
- 大きな災害があったらどうしよう・・・
単身赴任中はそんな不安に駆られることもありました。
人生いつどこで何があるかなんて誰にもわかりません。ある日突然に元首相が銃撃されたというニュースは飛び込んでくるし、この時代に大国が戦争を始めたりもします。
人生の時間は永遠じゃない。
人生の時間は限られているし、自分にとって家族との時間はすごく大事だということを改めて実感したので、僕は思い切って育休を1年間取得することも決めました。
僕の会社で男性が1年間育休を取得した例はほぼありません。周りにもいません。けれどもそんなことはどうでもいいんです。
人生の時間は有限ですから。
ならば行動しないと。自分で未来を変えていかなければと思い、妻が2人目の子供を妊娠したときに、僕は思い切って会社に1年間の育休を取得することを相談しました。
単身赴任を終わらせ、家族のもとに戻って、一緒に暮らす。そして一生に一度の貴重な時間を大切に過ごす。そう決めました。
時代は変わってきているとすごく感じる
言い出すのは勇気がいりましたが、幸いなことに、国も会社も男性育休を推奨する時代になってきているので、すんなりと受け入れてもらえました。
2019年には男性育休なんて考えもしなかったのに、今では、期間はまちまちですが社内でも男性社員が育休を取得するケースがすごく増えています。
ニュースでも男性社員の育休を取り上げているのを沢山目にします。
時代は変わってきているとすごく感じています。
育児は絶対。プラスαで成長したい
育休を取得するのですから、やることは育児です。そこは絶対です。
休みに入ったのをいいことに、ソファに座ってゲームをしているだけの育休なんてあり得ません。妻と一緒に育児をするんです。
周りは「いいなあ」とか「俺も休みたい」とか言ってきますが、ゼロで生まれてくる赤ちゃんを育てることが楽であるはずがありません。
ママは産後お腹が痛かったり、交通事故にあった時のような体になっているんです。
家庭がカオスになって仕事をしていた方が楽と感じることだってあるかもです。
なので育休を取得した以上は絶対に育児をする。そこはブレてはいけないと思います。
1人目の時は、僕が仕事で家にいないことが多かったので妻は本当に大変だったと思います。転勤で田舎に住んでいたし、車も1台しかなくて僕が仕事で使っていたので、妻は出かけることもできませんでした。
ノイローゼ気味になっていたと妻本人も語っています。苦労をかけたと思っているので、今回は全面的にバックアップをします。
その過程についてはこのブログで随時書いていきたいと思います。
2人目が無事に生まれてきたときに、実際どんな生活になるのかはわかりません。めちゃめちゃ忙しくなるのは間違いありませんが、プラスαをして、有意義な時間にしたいと思っています。
育休中の生活を発信していきたい
隙間時間に自分の育休生活をこのブログや、まだ開設していませんがInstagram等で発信していきたいと思っています。
僕が料理を担当したいと考えているので、パパレシピや、工夫なんかも発信できると思っています。
1年も仕事を休める機会なんて今までありませんでした。せっかくの機会なので時間を無駄にしないように大切に過ごしたいと思っています。
すべてが貴重な経験になる
どんな育休生活になるかわからないし、どんな気持ちになるかもわかりません。
けれども、そのすべてが貴重な一生に一度の経験になります。
3歳の娘との時間が増えるのも嬉しいし、家族と一緒にいられる時間が増えるのも嬉しいです。
男性が育休を取得する割合はまだまだ多くはありませんが、僕も自分の生活を発信していくことで誰かの参考になりたいと思っています。
自分の経験したことをできる限りこのブログに書き残したいと思います。
それでは!