- 社会人になって初めての給料はどうしようかな?
- 貯金ってどれくらいしたらいいの?
将来に役立つ話が聞きたいです!
そんな悩みに寄り添う記事です。
社会人1年目、仕事に期待と不安も感じつつ月末には初任給が入ります。どう使おうかなって考える楽しみもあると思います。親に食事をご馳走したり、プレゼントを渡して感謝の気持ちを伝えるのもいいでしょう。
僕は現在30歳の社会人8年目です。この記事は当時の僕に向けてアドバイスをするつもりで書きます。社会人1年目から実践したいお金の話として、2つのことがあります。
- 貯金する
- 投資する
将来後悔しないために上記2点を実践してほしいと思います。
将来に向けて資産形成を考えると人生の選択肢は広がります。僕は30歳になってから本格的に投資をスタートしましたが、もっと早く始めておけばよかったと思うことが多々あります。時間を味方につけた方が優位だからです。
実体験に基づいて解説するので参考にしてください。
Contents
やるべきことは2つ。
- 貯金
- 投資
上記2つをおすすめします。
①:貯金する
貯金をすることで支出をコントロールする力が身に付くことと、何かあった時の生活防衛金になるからです。
近年はコロナの影響で生活に苦しんでいる人が大勢います。突発的なショックにも耐えられるようにある程度の貯金は必須です。
よく言われるのが給料の3ヶ月分〜1年分という数字です。このぐらいの金額があれば突発的な出来事があっても対策を打つことができます。会社を辞めたくなった時も転職活動をする余裕が持てます。
貯金があれば精神的にもストレスが和らぐので貯金するべきです。
月々どれくらい貯金すればいいのか?
結論は手取り収入の10%です。
社会人1年目の平均月収は約20万円と言われています。そこから社会保険料などを引いた手取り月収は約17万円です。
17万円の10% → 1万7,000円
上記のような感じで手取り月収の10%を最低でも貯金に回していきましょう。
パーセントで決めるべき理由
月々5万円、月々3万円、という感じで金額で決めると継続が難しくなります。
手取りが17万だったとして、5万円を貯金に回したら残り12万円で生活することになります。できなくはないですが結構しんどいはずです。
パーセントで貯金額を決めると無理なく続けることができます。
なぜ10%か?
この数字は名著『バビロンの大富豪』の教えです。
「10%を貯蓄する」というのは歴史的に語り継がれる黄金律です。
様々な統計データがありますが、大卒の生涯賃金(手取り)は約2億円〜2.5億円だと言われています。
これの10%は約2,000万〜2,500万になります。
最初の1万円貯金が数千万レベルの資産形成の第一歩です。
②:投資する
手取り収入の10%を最低でも貯金していきます。そして、収入の3ヶ月分から1年分の貯金ができたら次は投資にお金を回しましょう。
投資をするべき理由は2つです。
- インフレリスクに対応するため
- 複利の力をかりるため
上記です。
現金はインフレに弱い
日本銀行によると昭和40年に1万円で買えていたものは、今は4.2万円出さないと買えなくなっているそうです。
日本は成長率は下がっていますが確実に物価は上がっています。
一生懸命に稼いだお金も未来では価値が低くなってしまっているかもしれません。
なのでインフレに対応するためにも株式で投資をしておきましょう。
複利の魔術
投資をすることで複利の力を得ることができます。利息が利息を生んで、年を追うごとに投資額は雪だるまのように膨らんでいきます。

1万円を年利5%で30年間運用した場合、30年後には832万になります。
積み立てた額は360万円です。なので複利の恩恵を受けることによって倍以上の金額にすることができます。
もちろんリスクはあります。確実に増えることは約束されていません。けれども15年以上の長期投資をした場合、過去の歴史からみてマイナスに転じることは限りなく低いです。
リスクを取らないことがリスクになりかねないので投資は早めにスタートするべきです。
目の前のお金にはそれ以上の価値がある。
当時の僕は何も考えずに入社1年半で200万円の車を買いました。
この行為には働いてくれるはずだったお金がなくなったことで、機会損失が生まれています。
投資せずに何かを買ったとき、機会損失が生まれるんです。
もしも200万円を車を買わずに投資に回していたら年利5%で運用した場合、7年経った現在では283万円になっています。10年なら約330万円になります。
最近の米国株式の利回りは5%以上なのでもっと増えていたはずです。
僕は車を買った結果、100万円ぐらいの機会損失をしたことになります。
必要だと感じて買ったのですが、今考えるともっと安くて中古でも良かったなと思います。できるだけ安く買って投資に回しておけばよかったと少し後悔していますね。
目の前のお金にはあなたが思っている以上の価値があるので使うときは慎重に考えて使うようにしましょう。
社会人8年目の僕の現在
僕は入社して1年半は実家暮らしでした。なのでものすごいスピードで貯金ができました。1年で100万以上は貯まりました。
ですが転勤で一人暮らしを始めてからは全く貯金をしない生活に転じました。また、先ほども話したように車も買ったので貯めた貯金は一気に減りました。
当時の自分には節約して将来のために資産形成をしろと言いたいです。
ですが、8年経って結婚もして現在は娘もいます。30歳というタイミングで資産形成の重要性に気がつけたのはまだラッキーだったと思います。今から積立投資を始めても十分に時間は残されているからです。
確定拠出年金は絶好調
入社した頃から会社で確定拠出年金をしていますが、それは絶好調です。
株式100%で運用していて、配分は外国株式インデックスファンドを92%、国内株式インデックスファンドを8%です。
掛金は4,000円(実際はもっと増やしたいけれども会社のルールだから仕方なし)と会社が9,000円を出してくれた合計13,000円で運用をしていました。
昨年末の時点で投資額よりも70万円ほど増えています。拠出開始来の運用利回りは14%です。
このまま定年まで資産形成を進めます。
積立NISAを開始
積立NISAを開始しました。
毎年上限の40万円を20年間積み立てた場合、年利5%で将来は1350万円ほどになります。将来の資産形成のためにもこの記事を読んでいるあなたは入社1年目からNISA口座を開設するといいと思います。
資産が増えると将来の選択肢も広がるので早い方がいいです。
結婚してから1,000万以上の貯蓄に成功
入社4年目の時に結婚しました。結婚してからは妻の家計管理によって現在では1,000万以上の貯蓄に成功しています。
夫婦共働きはすごいです。
約4年で1,000万って結構すごいと思います。その間に結婚式をしたり旅行をしたりもしていて、お金のために我慢したという記憶は全くありません。
1,000万を達成するとかなり精神的に余裕があります。なのでやはり貯金は大事だと思いますよ。
ぜひ、入社1年目から貯金と投資をして将来後悔しないための行動を積み上げていきましょう。
それでは。