島根県・出雲は出雲大社をはじめとした国引き神話にゆかりのあるスポットが点在していて、神々があつまる場所、神話が息づく場所として知られています。
すごく興味があり過去に旅をした経験があります。本記事ではその時の旅から得た知見を書き残します。
僕が伝えたいことは大きく2つです。
- 【神々の国というのも納得】魅力的な場所ばかりのタレント集団
- 観光は大変・・・。
それぞれ解説していきます。
【神々の国というのも納得】魅力的な場所ばかり
神々の国と言われるのも納得です。本当に魅力的な場所ばかりです。
僕は松江に2泊、出雲に1泊の3泊4日で旅をしました。理由としては松江周辺にもいきたい場所があったからです。
松江駅周辺
まずは松江駅周辺で訪れた場所です。
国宝 松江城
全国に12しかない現存天守のひとつ。めちゃめちゃ良かったです。
姫路城、松本城に次いで3番目の高さを誇ります。頂点のしゃちほこは高さ2mで木造のものとしては日本最大。
天守閣最上階の天狗の間は展望台と司令塔の役割を担っていた為壁がなく手すりのみ。松江市や宍道湖を360°の大パノラマが一望できます。よきでした。
宍道湖の夕日
宍道湖の夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれるほど美しいことで有名。
湖上に浮かぶ嫁ヶ島と袖師地蔵のシルエットと合わせて写真に収める構図が人気なんだそうです。残念ながら僕が訪れた時は曇りでした・・・。
でも宍道湖の素敵な風景を目に焼き付けることはできました。「いつか絶対夕日を見てやるぜ」
出雲はパワースポットだらけのタレント集団
次に神社や神話ゆかりの名所で巡った場所を紹介していきます。とにかくパワーに満ちた場所が多いタレント集団でした。
出雲大社
伊勢神宮に並ぶ古社で古事記や日本書紀にも登場する出雲の象徴。
参拝方法は二礼四拍手一礼で行うのも特徴的。
伊勢神宮に行ったら出雲大社も行かなきゃだなって感じで半ば使命感のようなものを感じて参拝に行きました。
何もかもスケールが大きくてすごい場所でした。
日御碕神社
こちらも素敵な神社でした。日本の夜を守る神社なんだそうです。
夕日にちなんだお社である「日沉宮」が祀られている日御碕神社です。「日の本の昼を守る」伊勢神宮に対して、日御碕神社は「日の本の夜を守る」とされ、古来より出雲は日が沈む聖地として認識されてきました。
「しまね観光ナビ」https://www.kankou-shimane.com/destination/20388
なぜか僕は写真に収めてませんでした・・・。
写真を撮る元気もないほど疲れていたのかもしれません。Twitterに上がっている写真で雰囲気だけでも。
出雲日御碕灯台
日御碕神社から足を伸ばして日御碕灯台も。
「世界灯台100選」「日本灯台50選」にも選定されているそうです。
地上から頂部まで43.65mもある日本一ノッポな灯台であり、東洋一と讃えられている素敵な灯台なんです。
稲佐の浜
年に一度、全国の八百万の神々をお迎えするとされる場所です。
少し怖いくらいにめちゃめちゃ雰囲気がありました。
写真の丸い島が地元では「べんてんさん」と呼ばれ親しまれている弁天島です。
ものすごく雰囲気のある弁天島はスピリチュアルで神聖な感じがするし、海の波の音にも癒される不思議な気持ちになる場所でした。
こんな体験はこの海岸でしかできないと思います。
八重垣神社
神話史上初の正式な結婚をしたスサノオとクシナダヒメを祀り恋愛成就や夫婦和合にご利益があるとされています。
ヤマタノオロチ伝説のゆかりの地。
鏡の池に硬貨をのせた占い用紙を浮かべる「縁占い」が人気です。僕もやってみましたが、確か東方向だったと記憶しています。
今にして思えば当たっていました。
神魂神社(かもす神社)
本殿は日本最古の大社造で国宝。
ここもすごく雰囲気のある神社でした。あまりにもすごい神社が多すぎて結構感覚が麻痺してました。
熊野大社
出雲大社と共に出雲国一宮として古くから信仰を集めている神社。ここも素敵な神社なのでお勧めです。
スサノオが結納の際にクシナダヒメに贈った櫛をモチーフにした授与品が人気らしいです。
日本初之宮 須我神社
古事記に記される日本初之宮にして和歌発祥の社。
奥宮もあるのですが、雰囲気がありすぎて写真を撮るのもためらわれました。とにかくすごい場所でした。
黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)
黄泉の国(死者の国)と現世の境目として登場するのが黄泉比良坂。
神話で変わり果てたイザナミの姿に驚いたイザナギが命からがら現世に戻ってきて黄泉の国への入口を塞いだとされる現場です。
ミステリアスで怖かったです。
美保神社
海と音楽にゆかりが深いえびす様の総本宮。
港町に建っていてすごく雰囲気の良い神社。
観光は大変・・・
見どころは多いです。でも観光は大変です・・・。
スポーツで例えるなら「個々の能力は高いけれどもまとまりのないチーム」のような感じです。
島根半島を端から端まで移動した
下の画像を見てください。
星マークの場所に行ったのですがとにかく散らばっています。島根半島を端から端まで移動しました。まとまりがないので移動がとにかく大変だった印象です。
左側が出雲エリアで右側が松江エリアです。
どちらも魅力的な場所が多いタレント集団なのが悩ましいです・・・。
僕は歩いたり自転車で旅をするのが好きなのですが島根の旅は時間的にも車を使わざるをえなかったです。なので少し味気ない旅な感じもしました。
島根は東京から遠かった・・・
東京駅から島根の松江駅まで新幹線と特急利用で6時間かかります・・・。僕の場合は東京駅までに30分ほどの場所に住んでいるのでトータルでは7時間ぐらいかかりました( ; ; )
とにかく遠かった・・・。
飛行機を使えば東京から出雲縁結び空港までが1時間半ほど。
そこからバスで松江駅までが30分くらいです。羽田空港までの時間も考えても新幹線・特急利用よりは断然早いです。
僕の経験から言えることはスケジュールさえ合えば東京から行くなら飛行機の方がおすすめです。
時間に余裕があれば鉄道旅もいいとは思います7時間はしんどかったです。
神々の国出雲ですから、そう簡単にはご挨拶もさせてもらえないんだなと強く思いました。
一年後に彼女ができた
年間250万人が訪れる縁結びの聖地というだけあってやはり物凄いパワーに満ちているのは事実だと思います。
僕は出雲を旅した1年後に人生で初めての彼女ができました。
そして今では結婚しています。
神在月だったからかもしれない
出雲では古くから神無月(10月)を神在月と呼びます。
全国の八百万の神様が縁結びの話し合いをするんだそうです。そして神様が集まるのが稲佐の浜です。
まさに僕が訪れたタイミングも神在月でした。
真実は神様のみぞ知ることですが、この旅が僕の運命を後押ししてくれたんだと思います。
出雲への旅はアクセスも大変だし、観光も大変だしで、少し苦労した印象が強いですが貴重な体験でもありました。
行ける時に行きたい場所には行っておくこと。これが大事だと思います。「百聞は一見にしかず」ですから。
大変な出雲旅も今となってはすごく良い思い出です。
素敵な場所が本当に多いので機会があれば出雲に行くことをお勧めします。
それでは。