1歳2ヶ月の子供を連れて家族で群馬県の渋川伊香保温泉に行ってきました。
今回泊まったのは伊香保温泉街にある森秋旅館。
童謡『赤い靴』の作詞でも知られる詩人の野口雨情がたびたび訪れていたという宿であり、開放的な露天風呂と、レトロな趣の内湯、どちらも名湯・黄金の湯をかけ流しにしています。
とても素敵な旅館だったので本記事でおすすめポイントと宿泊した感想を書きたいと思います。
- 子連れでも安心。部屋食可能
- 名湯・黄金の湯に癒される
- 石段が近い
順番に解説していきます。
子連れでも安心。部屋食可能
宿泊場所を選ぶにあたって重視したことが3つありました。
- 部屋食が可能
- バス・トイレ付きの部屋
- 露天風呂付きの客室(今回は断念しました)
コロナウィルスの感染が心配されることと、子連れでの旅行なので部屋食が可能な旅館を探しました。
また、1歳児を連れての旅行なので、温泉で滑って転んだりしたら危ないので部屋にバス付きの部屋というのも重要視しました。
森秋旅館と並んで憧れの名旅館として「横手館」が有名です。横手館でも部屋食・個室食はあったのですが、横手館の宿泊プランには11月の紅葉シーズンということもありバストイレ付きの部屋がなかったり、トイレはあってもバス付きがなかったりと条件が合いませんでした。
森秋旅館の宿泊プランでは部屋食があってバス・トイレ付きがあったので今回は森秋旅館に泊まることにしました。
欲を言えば露天風呂付きの客室が良かったのですがGoToトラベルの影響なのか、紅葉シーズンだからなのか分かりませんが、すごく混んでいて満室だったので今回は断念しました。
けれども大人は温泉を満喫できました。
十分満足です。
プランによっては朝も夜も部屋食ができるプランもありました。
そのプランであれば完全にプライベートな旅が満喫できます。
部屋食ができたことによって家族でゆっくりと食事を楽しむことができました。
貸切露天風呂サービスもある
貸切露天風呂のサービスを利用することもできます。
50分で2500円(税抜き)です。
貸切なら家族で子供と一緒に温泉に入ることができますね。
カップルにもオススメです。
僕たちは予約が一杯で利用することはできませんでした。
それだけ人気ということです。
事前予約が必要です。
ちなみに森秋旅館には部屋付き露天風呂がある部屋もあります。
そちらが予約できれば、その部屋に泊まるのもオススメです。
オススメポイント②:明治元年創業の歴史ある旅館 名湯「黄金の湯」とサービスにも満足
明治元年創業の歴史ある旅館で名湯「黄金の湯」に癒される
名湯「黄金の湯」を堪能する
森秋旅館は明治元年創業のかなりの歴史ある老舗旅館です。
朝食会場に向かう廊下には昔の写真などが飾られてたりして旅館の歴史をすごく感じました。
森秋旅館で入浴できる温泉は名湯「黄金の湯(こがねのゆ)」です。
そしてこの「黄金の湯」に入れるのは伊香保温泉街の中でも限られた旅館だけ。
石段街に建ち並ぶ温泉宿の内、12軒が「大家(おおや)」と呼ばれ黄金の湯の所有・管理を任されました。この12という数が干支と一緒のためそれぞれの家に干支が振り分けられました。当館の干支は「午(馬)」を受け継いでおります。現在では当館を含む9軒の旅館が黄金の湯を所有しており、「小間口権者組合」の管理下のもと厳しく黄金の湯を守り続けております。
歴史ある石段街の中を流れて当館に届く黄金の湯は悠久の歴史そのものであり、古来より現代までご入浴される方々をやさしく癒し続けております。
出典:森秋旅館公式サイトより(http://www.moriaki-ikaho.co.jp/hot_spring)
石段街で子供を抱っこして歩いて程よく疲れた体に名湯「黄金の湯」の相性はバッチリでした。
旅の疲れも吹き飛びます。
詩人の野口雨情がたびたび訪れた宿
森秋旅館は「しゃぼん玉」「赤い靴」などの童謡を生み出した野口雨情ゆかりの宿でもあります。
野口雨情の展示物も飾られてました。
かの有名な詩人、野口雨情が愛でた歴史ある旅館です。
温泉も旅館も魅力が詰まっています。
気遣い、心配りのサービスも良かった。
女将さんが入り口に立ってお見送りと受付をずっとやっていました。
常に宿泊者に声をかけていて気遣いのある方でとても素敵だと思いました。
僕たちが泊まった時はGoToの影響なのか紅葉シーズンということもあってかなりの混雑でした。チェックインの受付でも20分か30分くらい待ったほどです。
座るところがなかったので立っていた僕たちに係の女性の方が席を用意してくれました。
荷物を置く場所も用意してくれたりと常に担当の方が気を使って声をかけてくれました。
気配りと心配りがあったので待たされた事も不快にはならなかったです。
食事を部屋に運んでくれた係の男性の方も子供に話しかけてくれるとても優しい方でした。
普段は人見知りで泣く娘も完全に心開くほどです。
サービスも立派でした。
料理も美味しかったです。
上州牛のすき焼きとステーキも絶品でした。大満足です。
噛めば噛むほど味が「じゅわ〜」と出てきます。
サービスの部分でも満足できる旅館でした。
オススメポイント③:石段が近い
伊香保温泉街の魅力は何といっても石段街です。
万葉集に読まれるほど古くからの歴史があります。
伊香保の観光名所と知られる石段街の歴史も古く、戦国時代にまでさかのぼります。長篠の戦い(1575年)として知られる武田軍と織田・徳川連合軍の大戦(おおいくさ)において、敗軍の将である武田勝頼が傷んだ兵士を癒やすための湯治場を作るよう、臣下の真田昌幸に命じて作らせたのが始まりとされています。(400年以上も前に計画された温泉街の形成ということで「我国温泉都市計画第一号の地」の碑が建てられています。)
出典:森秋旅館公式サイトより(http://www.moriaki-ikaho.co.jp/hot_spring)
温泉都市計画第一号の地。
すごい歴史です。
知りませんでした。
この伊香保の石段街は山形県山寺、香川県金昆羅と並んで日本三大名段とも呼ばれているそうです。
明治の文豪や詩人が愛した伊香保にはたくさんの魅力が溢れています。
森秋旅館は石段街のすぐそばです。歩いて2〜3分くらいの近さです。
子供がいても安心の利便性です。
石段街を思う存分満喫できるのもオススメポイントです。
泊まったからわかること
泊まる前に事前に共有しておきたいことは3つです。
- 歴史ある旅館なので少し設備が古い
- ナビの案内に注意
- 荷物をまとめておくとスムーズ
歴史ある旅館なので少し古い
歴史ある旅館なので設備が所々古かったりします。
WiFiはもちろん利用できます。普通にインターネットが使えたので電波に問題もありませんでした。
新しくて設備も完全な超綺麗な旅館ではありません。
とは言え清潔感の部分で特に目立って気になる部分はありませんでした。
古いという部分が気にならなければ問題ないと思います。
ナビの案内に注意
ナビに頼っていくとすごく狭い道を案内されてしまう恐れがあるみたいです。
公式サイトに地図が載っているで事前に確認しておくことをお勧めします。
荷物をまとめておくとスムーズ
駐車場は旅館から少し離れたところにあります。
係の人が駐車場まで運んでくれるので手間は歩くことはありませんが、
受付の時に車から荷物を下ろすのに少し忙しくなります。
混んでいる時は次から次へと車が入ってくるので事前にまとめておいた方が焦らなくて済むと思います。
実際に僕たちが到着した時はかなりの混雑で係の人も忙しそうでした。
事前に荷物をまとめてあったので焦らずにスムーズでした。
ちなみに帰りも駐車場までは旅館の車で乗せてってもらえるので移動に不便を感じることはありませんでした。
終わりに
この記事では渋川伊香保温泉街にある森秋旅館を紹介しました。
伊香保旅行を満喫するのになぜ森秋旅館がオススメかというと
- 部屋食が可能
- 明治元年創業の歴史ある旅館 名湯「黄金の湯」とサービスにも満足
- 石段が近い
というのが理由です。
憧れの名旅館なので素敵な旅になるはずです。
また事前にお伝えしておきたいことは3つ
- 歴史ある旅館なので少し設備が古い
- ナビの案内に注意
- 荷物をまとめておくとスムーズ
以上です。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた。