- 部活を辞めたくなった。でも辞めたら後悔しそうだし・・・。
- 部活辞めたくなった時ってどう考えるべき?
そんな悩みに寄り添います。
僕も学生時代に部活を辞めたいと思ったことがあります。
当時は陸上部で辛い練習や大会前の緊張感から何度も逃げ出したくなりました。
何度そう思ったかわかりません。
僕の経験が少しでも役に立てばいいなと思いながらこの記事を書きます。
こんな人に読んで欲しい
・中学・高校生・大学生の人
・部活をしている人
・部活で悩んでいる人
・部活を辞めたいと思っている人
Contents
2つのことを考えてみる

まず、次の2つのことを考えてください。
- 辞めたい理由は何か?
- 辞めた後のことを想像してみる
感情的になるのは良くないので、まずは自分の頭で考えることをおすすめします。
辞めたい理由は何か?
あなたはどうして部活を辞めたいと思ったんですか?
- 人間関係
- 練習が辛いから
- 勉強したいから
- つまらないから
どうして自分が悩んでいるのか分かれば対処法が見つかります。
勢いで辞めて後々「辞めなきゃよかった・・・」と思わないためにもまずは自分の心の声を聞いてみることが大切です。
今すぐ辞めたくても冷静になってみよう
考えるのが嫌!今すぐ辞めたい!!
そんな時こそ慎重になるべきです。時間が経つと感情って結構変わります。
悩んでいるのならまずは自分の気持ちと向き合うべきです。自分の気持ちと向き合うことから逃げていたら悩みは解決しません。
文字にして書き出すと気持ちが整理できますよ。
辞めた後のことを想像してみる
次に辞めた後のことを想像してみましょう。
重要なのは「自分で納得して辞める」ことだから。
自分で納得しないと、
「本当は続けたかった・・・」
「環境が悪かったから」
という感じで周りのせいにして辞めた言い訳を探すようになります。言い訳をするってことは後悔がある状態なので後々の生活に影響が出ます。
例えばの話し
- 自分が辞めた後の仲間の活躍
- 部活を辞めた後の放課後の孤独感
上記のようなことを想像してみてください。
自分が辞めた後に同じくらいのレベルだった仲間が活躍していたら、僕だったら嫉妬心が浮かびます。
「自分ももう少し頑張ってみたほうがよかったかな・・・」とか思ってしまうんです。
あとは部活仲間との交流がなくなるので孤独を感じるかもしれません。
辞めることを止めているわけでは決してなくて、そういう気持ちになることを知っておく必要があると思います。
納得することが大事
辛いのって後悔することだと思うんです。
- こんなはずじゃなかった・・・
- 自分の学生生活台無しになった
そうやって後悔しないためにも納得することが大事だと思うんです。
納得するには、
- 「辞めたい」と思っているのはなぜか考えてみる
- 辞めた後のことを想像してみる
この2つのことを考えてみること。
自分で納得ができれば後悔しそうになった時も負の感情を乗り越えられるはずです。
辞めたくなる理由

部活を辞めたくなる理由で多いのは次の4つだと思います。
- 練習が辛い
- 記録が伸びない
- 人間関係
- その他(進路など)
ほとんどこれだた思います。
僕なりの意見を添えて順番に書いていきます。
練習が辛くて辞めたい
もう無理。限界。というのは厳しい練習にはつきものです。
自分の体に負荷をかけることで人は成長をします。なので僕としては「練習がきつい」という理由であればもう少し頑張ってみることをお勧めします。
練習がきついのは当たり前
練習がきついのは当たり前です。
自分に負荷をかけないと成長にはつながりません。なので厳しいようですけどある程度のキツさには耐える必要があると思います。
当時の僕もキツイ生活をしていました。
- 朝練のために毎朝5時起き(電車通学の為6時の電車に乗る必要があった)
- 1日少なくても15キロは走っていた。(夏でも)
- インターバル走などで限界まで追い込む
かなりキツかったです・・・。
練習中に倒れたら周りが心配してくれて楽になれるのにと何度も思いましたよ。筋肉痛で体が痛いのは日常茶飯事で、部活でクタクタになったあとは学校の宿題だったり勉強もしてました。
とにかくキツかった。
でも、その経験が今の継続力や体力の土台になっていることは間違いありません。
練習がきついのは当たり前なのでもう少し頑張れるなら、頑張ってみるべきというのが僕の意見です。
とはいえ無理はよくない
とはいえ練習がキツすぎて精神的にもやられてしまうのは話が違います。
アドバイスとしては緊張と緩和のバランスが取れいるか確認してみることです。
- 練習はめちゃめちゃ辛い。でも練習終わりの仲間との会話が励みになる
- 練習は辛い。でも1日の終わりに今日も頑張れたという達成感がある
こんな感じでオンとオフのバランスが取れていれば大丈夫だと思います。試合前とか大会前は緊張状態が続くけど終わればまた緩むことができる。
反対に常に緊張しっぱなし、毎日辛いだけでひたすら必死に頑張ってるだけというのはかなり無理をしている状態なので危険です。
それは部活を辞めることも考えるべきです。
とにかく無理をしすぎていないかバランスを確認してみてください。
記録が伸びない
これも大きな悩みです。
僕の意見としては「もう少し頑張ってみる」ことをおすすめします。
理由①:努力は何らかの形で報われる
僕は高校で伸び悩んで1年生の頃に出した記録を更新できないまま陸上部生活の幕を降ろしました。
なので記録が伸びないという悩みと1年半くらい向き合いました。
記録が伸びないのは辛いし辞めたくなる気持ちもわかります。
でも努力は何らかの形で報われるので諦めないで欲しいなと思います。
僕の場合は引退レースで最初で最後の入賞というご褒美がありました。何度も部活を辞めたくなったけど引退レースで入賞できたことで今までの努力が報われたと思うことができたんです。
記録が伸びなくても腐らずに努力をしていれば報われることもあります。
諦めるのはまだ早いかもしれませんよ。
理由②:経験こそが自信になる
頑張っても報われるとは限りません。僕みたいに最後まで記録が伸びないかもしれないし、最後の最後まで納得できないまま引退になってしまうかもしれません。
でも、努力した経験だけは嘘にはなりません。
自分は必死に頑張った。
ここまで諦めずにやってきた。
そうやって歯を食いしばった経験は必ず自信につながります。
諦めてしまった後悔よりも、やり切った後悔の方が絶対気持ちがいいです。
自分に見切りをつけて新しいことに挑戦するのはアリですけど、少しでも「まだやれる」という気持ちがあるのなら辞めるのはもったいないと思います。
人間関係で辞めたい
人間関係が原因で部活を辞めたくなることもよくある話です。
この場合は辞める決断もかなり大切だと思います。
僕の場合も人間関係の悩みで辞めたくなったことがあります。
- 顧問が指導しない人に変わった
- 実力不足からの劣等感
参考までにお話しします。
顧問が練習を指導しない人に変わった
2年生の時に顧問が変わって、それまで熱心に指導をしてくれていた先生から全く練習を見にこない先生に変わりました。これがきっかけで部内はメチャメチャになっていきます。
練習メニューを決める際も距離を踏みたい人とスピード練習をしたい人で意見が割れて最終的には個人練習みたいな感じになっていました。
僕は中・長距離のリーダーを任されていて仲間がバラバラになっていくのが辛かったし責任も感じました。
各自が自分で考えたメニューをこなしているので練習が終わる時間もバラバラです。他の種目の人に練習をもっとしろと文句を言われることもあったりして煩わしかったです。
一緒に頑張っていくはずの仲間なのに無視や喧嘩もあり部内の空気はどんどん悪くなっていきます。
練習がキツくても励まし合える仲間がいれば頑張れますが、仲間との関係も悪くなるとかなりしんどかったです。
実力不足からの劣等感
僕は中・長距離のリーダーを任されていました。
ですが僕は記録が伸びないスランプ状態で、リーダーなのに実力は3番手という微妙な立ち位置です。実力があればリーダーが務まるわけではありませんが「なんで自分がリーダーなんだろう」という劣等感にも悩みました。
おまけに人間関係はバラバラ。
もう辞めよう。こんな部活続けても意味がない。
そう思いながら過ごす毎日で、練習を休んでしまったこともあります。入部した時に3年間は必ずやり遂げると自分に誓っていたので意地で続けましたが、それがなければ確実に辞めていたと思います。
人間関係の悩みは一番辛いかもしれません。
一つ言えることは無理はしないことです。
精神的に安定しそうな決断を優先するべきです。
これが僕の結論です。

その他(進など)のことで辞めたい
将来や進路のことで部活を辞めるか悩むこともありますよね。
参考としてロックバンドGLAYのリーダーTAKUROさんのエピソードを紹介します。
参考:GLAYのTAKUROの話し
日本のロックバンドGLAYのリーダーTAKUROは中学時代にサッカー部に所属していました。
それもレギュラーとして泥だらけになりながら、毎日真面目に練習に打ち込んでいたそうです。
そんなTAKUROさんは、ビートルズのラジオが聴きたいという理由でサッカー部を退部しています。
「中学生の脳味噌で悩み抜き、過激な決断をした」と自身の著書『胸懐』で語っています。
サッカー部への後ろめたさもあったそうですが、辞めたことで音楽に本気で打ち込む覚悟が決まったそうです。
部活を辞めて、TAUROさんは音楽の道へと進んで行きました。
学生生活は部活が全てじゃない。
部活を辞めて、違う道を選んだからこそ得られる経験や出会いもある。
部活を辞めても学生生活が終わる訳じゃないし、辞めたからこそ始まることもたくさんある。
なので考えた末に出した決断が退部であれば僕は全然アリだと思います。
大切なことは心で決める

「大切なことは自分の心で決める」
これは僕の好きな漫画『シャーマンキング』の名言です。
部活を辞めたくなることや、辛い時期は誰だってあると思います。その時に大切なことは自分の心としっかり向き合うことだと思います。
悩んだ時は自分の心と向き合うチャンスです。
そして最後は自分で決断する。辞めても、辞めなくても自分で決めたことであれば後悔にはつながりません。
不本意な形で辞めたとしても大丈夫
自分で納得して辞めることが大切だとは思いますが、人間関係の理由などで不本意な形で辞めざるを得ない場合だってあるはずです。
その時はその時だと思います。
完璧な人生なんてありません。誰だって挫折や失敗を経験します。
「なんとかなる」
そうやって前を向いて自分の人生を生きればいいんじゃないかと思います。
30歳を越えた僕よりも皆さんはまだまだ若いんです。伸び代しかありません。
大丈夫です。
人生に正解はない
人生に正解はありません。
部活を辞めるのも正解だし、続けるのも正解です。
自分の考え方と行動次第。
スラムダンクの三井寿みたいにグレてしまう人もいれば、GLAYのTAKUROみたいに別の道で才能を開花させる人もいます。
でも三井寿みたいにグレてしまったとしてもやり直すチャンスはまた巡ってきます。
一時的に自分の選択を間違ってしまったと感じても諦める必要はありません。
生きている限りバットエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ。
これは芥川賞を受賞したピース又吉さんの小説の一節です。
例え部活を辞めて後悔をしたとしても、それは成功に向かっている途中かもしれません。
どちらの道を選択しても、これからの考え方と行動次第で正しい選択をしたことにできます。
人生に正解はないのでどんな決断をしたって大丈夫ってことです。
なので自分の信じた道を進みましょう。
まとめ

結局のところ正解なんてわからないんです。
なので大切なのは後悔しないように「今」を頑張ることです。
そうすれば後悔した過去も良い未来に変えられます。
後悔なんてなかったことにできます。
僕は高校時代に入る学校を間違えたと何度も思いました。学校の雰囲気は合わないし、部活も上手くいかないしで後悔の連続でした。
今はどうかというと、その後悔は消えました。苦しい部活を3年間続けたのは自分の中での大きな自信になっているし、良い経験だったと今では思っています。
そして入る学校を間違えたと思っていた高校で、結婚した奥さんとの出会いもありました。人生何があるかわからないですよ。嫌な過去もやがて良い過去に変えることのできる日がきます。
悩んでいるあなたも今を頑張りましょう。
それでは。
