僕は社会人になって生まれて初めての一人暮らしを経験しました。
出身は埼玉。転勤したのは宇都宮でした。すぐに帰れる距離にも関わらず初めての一人暮らしはものすごく孤独感を感じました。
「一人暮らしって本当に孤独だ・・・」
「実家に帰りたい」
「なんでこんな生活してるんだろう」
一人暮らしを始めた当初は常にこんな気持ちで過ごしていました。
一人暮らしをして孤独を感じているのなら、この記事を読んでみてください。一人暮らしは孤独だけれども、その孤独が人生を変えた経験を書きます。
僕の場合は一人暮らしを始めた途端に彼女ができ、実家を出た2年後には結婚しました。あまりにも劇的な人生の変化が一人暮らしで訪れました。
たった2年です。
人生が変わった理由は一人暮らしの孤独感だと僕は考えています。
一人暮らしの孤独は人生を変える。
これから一人暮らしを始める人、または一人暮らしで孤独感を感じている人は、
人生を変えるチャンスかもしれません。
僕の記事を読んで孤独感を前向きに考えてみてください!!
Contents
一人暮らしで孤独と向き合う
寂しいのは2週間くらいだった。
実家を出て初めての一人暮らし。始めは本当に孤独感を感じました。
初日の夜の部屋の「シーン」とした静かさは今でも印象的です。
生活音の中にも家族の温もりがあった。
そんなことも一人暮らしをして気がつきました。
孤独感を感じまくりの僕でしたが、一人暮らしで孤独と向き合って1週間もすると寂しさのピークは過ぎていき、2週間くらいすると生活にも慣れてきました。これは実際に経験すれば納得できると思います。
そしてどうなるかというと、
自分の好きなように行動できることに自由を感じる。
一日中寝てたって誰にも文句を言われません。親や兄弟にあそこに連れて行ってとか、ちょっとした用事を頼まれることもありません。とにかく自由でした。
・個人差はあるけれども慣れれば必ず実家へのホームシックは解消されるはず。
・慣れると一人暮らしに自由を感じる。
一人暮らしは孤独です。
けれどもその孤独感がずっと続くわけではありません。
慣れるとその孤独感を楽しめるような生活もできるようになります。
慣れるまでは耐えましょう。僕の経験では2週間くらいです。
今まさに孤独で寂しいという方、安心してください。
もうちょっとすればその寂しさは小さくなります。
孤独になると時間が増える。
孤独になると自分に使える時間が増えます。
孤独感がすごく長く感じるのも自分の時間が増えるからです。
朝起きるのも、ご飯を食べるのも、寝るのも全て自分の行動次第です。
実家暮らしの時には家事全般は親がしてくれました。親元を離れて初めて親のありがたみがわかるとよく言いますよね?その通りで僕も親の存在には本当に感謝しました。
けれども一緒に生活していて気を使うこともあります。
例えば、
・ご飯が用意されているから、まだやりたいことあるけど一度中断する
・自分の部屋にずっといたいけど家族との会話も大事
こんなこと考えない人もいると思いますが、僕は結構気にしてました。せっかく用意してくれているご飯を食べないのは申し訳ないです。なので僕は家族との時間のバランスを気にしていました。
実家暮らしだと何かと気をつかいます。
一人暮らしをするとそういった気遣いをしなくてよくなります。
そして自分だけの時間が倍増します。
そうはいっても一人の時間が増えるのは寂しいです。それもわかります。
買い物もご飯も一人。何をするにも一人ぼっち。かなりの孤独感です。
孤独の時間が増えるのは辛くて一人暮らしなんて想像できないという人もいるでしょう。
それでも僕は一人暮らしの孤独をオススメします。
・話し相手は自分自身。自問自答を繰り返して新しい発想が生まれます。
・親元を離れてみないとわからない感情もある。
増えた自分の時間を使って色々なことができます。
そしてそれが人生を変えます。
孤独になると時間が増える。
その増えた時間が人生を変える。
一人暮らしで孤独になって成長した。
人に優しくなれる
一人暮らしをして孤独感を感じると今までは考えなかったことを考えるようになりました。
「学生時代に一人暮らしをしていた友達はこんなに寂しかったのか」
「親にたくさんお世話になってたんだな」
色々な気づきや発見がありました。
僕は親や友人の存在にすごく感謝をするようになりました。今まで家族の時間があったことは実はすごく貴重な時間だったんだなと気がついて胸がキュッとなったこともあります。
感謝の心を持つようになって角が取れるというか、僕は人に対して優しく考えられるようになりました。
例えばコンビニに行った時、実家暮らしだと店員さんになんの印象も持たなかったけど、一人暮らしになって孤独になると店員さんとの少しの会話にも癒されたりします。
文字にすると心配になるくらいの孤独です。
一日のうちで会話をしたのはコンビニの店員さんとだけなんて日もありました。
そうなると店員さんとの会話にも感謝の気持ちを持ったりします。
そんな考え一人暮らしをするまでは持ったことありませんでした。
一人でやるしかない
当たり前ですが生きていくために一人で行動をするしかありません。
洗濯機の使い方や炊飯器の使い方、料理ができなくても自分でどうにかするしかありません。
なんでも一人でやるしかないので嫌でも成長します。
僕の一人暮らし生活には炊飯器がありませんでした。
当時僕はミニマリストに憧れていたので必要最小限の荷物しか実家から持って行きませんでした。
炊飯器がない僕はお米をフライパンで炊いていました。
これは僕の大きなこだわりだったので結婚するまでの3年間、周りから何を言われても炊飯器なしの生活を貫き通しましたw
お陰様で炊飯器なしでもお米を炊く方法を熟知しています。
一人暮らしをして孤独になると、どんなことであれ必ず成長する。
孤独になると行動が変わった
気持ちの変化
一人暮らしを始めて気持ちに変化がありました。
・今のこの生活を変えてやる!!
・前に進みたい
・つまらない人生は嫌だ
孤独感には慣れてくるのですが、生活が充実していないことに焦りを感じました。
何もない部屋でぽつり一人でいると、自分の今の現状について嫌でも考える時間が増えます。
僕の当時の生活を振り返るとこんな感じ。
・転勤して新しい環境のため仕事にも慣れない(知り合いもいない)
・疲れて帰ってきても一人(孤独を癒してくれる存在もいない)
・休日も一人(友達とも遊べない距離になった)
かなり孤独な生活です。
仕事も辛いしプライベートも充実してない。僕には彼女もいない・・・。
こんな生活していちゃダメだと心の底から思いました。
生活をどうやって充実させるかを考えるようになりました。
「孤独で寂しがっているんじゃなくて自分から変わらないと!!」と気持ちが変わりました。
そして僕の行動は変わっていきました。
行動が変わる。
とにかく少しでも生活を充実させていこうと行動が変わりました。
・スポーツジムに通った
・料理をしてみた
・趣味に没頭
・自分からアクションを起こす
スポーツジム
孤独感を抱えて部屋でひとり寂しがっていても何も変わりません。まずは行動をと思って筋トレをすることにしました。
僕は自分一人だと続けられないタイプなのでジムに通うことにしました。
仕事後に汗を流し、休日もジムに通っていると一人暮らしの時間を上手く活用できている気がして充実感が生まれました。生活が充実して体も鍛えられるので筋トレは一石二鳥です。
「自分は頑張ってる!!」と思えた。
筋トレをすると自信がつくという話を聞いたことがありますがその通りで、僕の場合も一人暮らしの孤独に負けずに「自分は頑張ってる!!」という気持ちが自信につながりました。
料理にもチャレンジ。
実家にいた頃、糖質制限に関する本を読んでいていつかやってみようと思っていました。
そこで完全な糖質制限をするべく糖質制限レシピで料理にもチャレンジしました。
結果的には1週間か2週間くらいしか続けられませんでした。
辛すぎる。
お腹がすきすぎてダメでした。しかも料理の手間もかかるので面倒で挫折しました。
それでも糖質制限にチャレンジしたことは話のネタとしては面白いと思います。何事も行動です。僕は失敗しましたが糖質制限で人生を変える人だっています。
一人暮らしの孤独はいろいろなことに挑戦するには絶好の機会です。
趣味に没頭
僕は学生時代に「1ヶ月映画100本生活」をしたことがあります。
その経験のおかげで趣味は映画鑑賞と言えるくらいのレベルになりました。
一人暮らしで孤独になると自分の時間が増えるという話をしましたが、僕はその増えた時間で映画鑑賞にも没頭しました。仕事終わりには必ず1本みてました。筋トレや買い物が終わった後は映画鑑賞タイムでした。
趣味に没頭している時間はすごく充実感もあります。
一人暮らしの孤独感があったからこそできた生活です。
結婚して子供もいる今となってはこんな生活絶対にできません。
ブログや動画編集などの勉強に集中すれば、それこそ人生が大きく変わると思います。一人暮らしの孤独にはチャンスがたくさんあります。前向きに行動していきましょう。
自分からアクションを起こす
一人暮らしをして大きな孤独感を抱えている時は一番アグレッシブでした。
ジムや料理、趣味に没頭するなどとにかく行動をしていたのもそうですが、他にも人との交流を好んで出かけるようになりました。
結婚したきっかけは自分から高校の部活の集まりを呼びかけたから
僕が結婚したきっかけは高校の部活の集まりで同級生と会ったからです。
あまりにも孤独で久しぶりにみんなと会いたいと思ったのがきっかけでした。普段なら自分から声をかけることはあまりない僕が、誰かとの交流を求めるようになっていました。
内向きだった心が孤独感で外向きに変わっていました。
そして、その集まりがきっかけで付き合い、結婚もしました。大きな人生の変化でした。
一人暮らしの孤独感がなかったら集まることはなかったし、集まろうともしなかったはずです。そして結婚もしていなかったと思います。
一人暮らしの孤独感が僕の人生を変えたのは間違いありません。
孤独感が原動力となり行動が変わる。そして人生も変わる!
孤独になると人間関係が変わる
面倒な付き合いは断ってOK
初めは孤独感を友達や誰かと会って埋め合わせをしようとしますが、自分の時間が増えて自分のために時間を使うようになると気の向かない付き合いは断るようになりました。
会いたい人と会ったり、自分のやる気を高めてくれるような前向きな友達との付き合いは決して無駄ではないです。
会社の付き合いや、友達からの誘いだと何となく断るのも気が引けるのですが、僕はスパッと断って気にしないようにしていました。
参加したってダラダラするだけの飲み会や時間だけが無駄になる付き合いは体力が消耗するだけです。
一人暮らしで自分の時間の使い方が習慣化してくると人間関係も変わっていきました。
一人暮らしは孤独ですが、ダラダラしたり無駄な付き合いをして孤独感の穴埋めをしようという気持ちには僕は全くなりませんでした。
なぜなら、ジム通いや趣味に時間を費やして充実した生活を送ることで忙しかったからです。
面倒な飲み会や自分の時間を削られるだけの付き合いは断ってOKです。
成長するのは一人の時
人間関係が変わるというお話をしましたが、僕は飲み会や面倒な付き合いを断って一人で過ごす時間にジムに通ったり、料理をしたり、読書をしたり、映画をみたり、自分なりに生活を充実させることに努力をしました。
孤独感を何かで紛らわしているだけだったら何も変わらなかったと思います。
孤独だったからこそ色々考えて行動することができました。
一人暮らしをして孤独だった時に千田琢哉さんの『孤独になれば、道は拓ける』という本に出会いました。読んでるときはそうなんだ〜程度にしか思わなかったのですが、今振り返るとその通りになりました。孤独になって人生が変わりました。孤独は人を成長させます。本の中から一つ名言を紹介します。
勘違いしてはいけないのは、強いから孤独でいられるのではない。
千田琢哉『孤独になれば、道は拓ける』
孤独でいたから自己を鍛錬して強くなれたのだ。
孤独は孤独なんです。けれども孤独には人生を変える力があります。
恋愛における「愛」だって会わない間(一人の時)に成長します。
付き合いたてのカップルの時は、一人でいる時間に「会いたい。会いたい。」ってどんどん愛が深まっていきますよね?
「会いたくて、会いたくて震える」という西野カナさんの歌の歌詞はまさに絶妙です。
成長するのは一人(孤独)の時。
終わりに
僕たちは何かで繋がっていることがあたり前の生活を送っています。
でもだからこそ自分一人の時間を持ち、バランスを保つことも大切です。
運動したり、読書をしたりすると自分との会話をしますよね。そうやって一人の時間を持つことが自分の人生を充実させることに繋がり人生を変えていくんだと思います。
僕がブログを書こうと思いついたのもやはり一人の時でした。自分のやりたいことを思いつくのって必ず一人の時間の時です。そう考えると孤独って本当に大切だと思います。
僕は一人暮らしの孤独で人生が変わりました。
それではまた。