- どうせ上手くいかない
- 前も失敗した
- 日常でふとした時に不安を感じる
- 寝る前に不安に襲われる
- なんだか落ち着かなくて焦りを感じる
不安に強くなるための対処法を書きます。
人間の感情において最も根源的なものは恐怖あり、不安である。
トマス・ホッブス
「実体験」+「本」からの学びをまとめます。
この記事の結論
不安に強くなるための対処法は下記2点です。
- ネガティブな感情を切り離す
- 人生のコントローラビリティを高める
それぞれ解説していきます。
ネガティブな感情を切り離す
ネガティブな感情を切り離し、否定的な感情に巻き込まれないようにする。
感情をニュートラルにするって感じです。
手法①:歌唱法
不安を歌に変えて吐き出し、切り離す方法が歌唱法です。
不安からイライラするなら、「いらーいらーすーるー♪」という具合です。非常にバカバカしいと思われるかもしれませんが、だからこそ、自分の感情を切り離すことができ、笑いとともに不安を遠ざけることができます。
『不安は操れる』DaiGo
歌うことによってネガティブ思考と距離をとる。
言葉にして外に出すことで不安を客観視できるようになります。
手法②:擬人法
怒りや悲しみなどの感情を「怒りくん」「悲しみさん」というように擬人化して処理する擬人法があります。
嫌な感情を自分の中に住む「他人」だと捉えてみましょう。
嫌な感情はあってもいい。その感情の居場所をつくってあげればいい。
体の部位を特定してみる
感情は体の感覚としてリンクしているので「この嫌な感情は体のどこで感じているのか?」と自分に問いかけてみる。
- 孤独や自己嫌悪を感じたときは胸
- やりたくないことを我慢している時は胃
- 責任を負いすぎていると感じる時は背中
みたいなイメージです。
名前をつけてみる
部位が特定できたら、その体の部位に名前をつけてみます。
例えば僕の場合、なんだか上手くいかないことがあって胸にずしんときた時に「むーねさん」と名前をつけてみました。
「むーねさん、むーねさん、頑張ってくれてありがとう」と寄り添ってみたら実際に感情が静まったのを実感できたことがあります。
感情を擬人化することで処理する方法も有効です。
人生のコントローラビリティを高める
不安に強くなるための方法2つ目は「人生のコントローラビリティを高める」です。
不安を放置するのではなくて、自分でコントロールする実感を持つと不安に強くなれる。
そもそも不安の正体は行動するためのエネルギーです。
不安を脳科学的にザックリ言えば、ノルアドレナリンの分泌です。人間が緊張、不安、恐怖の感情を持つとき、脳内物質のノルアドレナリンが分泌されます。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』樺沢 紫苑
ノルアドレナリンは「行動するためのエネルギー」、つまり行動の「ガソリン」です。あなたを苦しみから救ってくれるエネルギーが「不安」なのです。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』樺沢 紫苑
不安=行動するためのエネルギー
それが不安の正体なので、ノルアドレナリンの要求通り、行動を起こすことで不安をコントロールすることができます。
不安は何もしなければ増え続ける
不安は何もしないと増え続けます
- テスト勉強をしていなくてテスト前にものすごくストレス・不安を感じる
- このまま今の仕事を続けていいのだろうか・・・
人には居心地の良いコンフォートゾーンという安全領域があるのですが、そこに居続けることは変化をしないということです。
変化がないのであれば成長は妨げられてしまうし、不安は増え続けていきます。
今日よかったことを3つ書き出してみる
「スリー・グッド・シングス」という手法があります。
一定期間ノートやメモに今日よかったことを書き出しているうちに、
- 「水曜日には良いことがある」
- 「本屋に行くといいことがある」
こんな感じでデータが集まってきます。それが1日1日への期待値を高めて脳が「グッド・シングス」を勝手に探してくれるようになるわけです。
脳は超優秀なパートナーなので味方につければ不安を上手くコントロールしてくれるようになります。
そしたら不安にも自然に強くなれるというわけです。
実体験:不安はなんとかなる
不安に強くなる方法として、「ネガティブな感情を切り離す」ことと、「人生のコントローラビリティを高める」ことを書きました。
最後に「なんとかなる」というマインドも大切だということを書きます。
人間には信じられな部分も信じてみる
人間には信じられない部分を信じるというとスピリチュアルな感じがして怪しいと思ってしまうかもしれませんが、ひとつの考え方として聞いてください。
人間が現実として認識している部分って実はものすごく小さいんです。
「現実」とは
- 見れるもの
- 聞こえるもの
- 味わえるもの
- 嗅げるもの
- 触れるもの
これらの五感の総和を僕たちは「現実」と呼んでいる。
でも実際はもっと多くの「光」だったり「音」だったり「香り」がこの世界には存在しています。
ウィルスは目に見えないし、イルカは人間の何倍も音を聞き分けています。犬は人間の何億倍も嗅ぎわけます。
人間には見えていないだけで、そこには「光」が存在するんじゃよ。
人間には聞こえていないだけで、そこには「音」が存在するんじゃよ。
人間に嗅げていないだけで、そこには「香り」が存在するんじゃよ。
『神さまとのおしゃべり』さとうみつろう
僕たちは信じられないことを「不安」と呼び恐れて遠ざけてしまいます。
幽霊とか怪奇現象とか怖いですもんね。
でもこの世界には人間が認識できる現実を超えた部分がものすごくたくさん存在していのもまた事実です。
宇宙の力とかそういう力が働く余地だって全然あるということです。
それはもう人間にはわからないことなんです。
なので論理的な根拠がなくたって、ネガティヴに現状を悲観するよりかは「なんとかなる、大丈夫」って心の中で唱えて自分では信じられない部分に頼って、前向きに物事を考えた方が精神的にも健康です。
不安で悩み続けるよりも「人間には信じられない部分を信じてみる」というマインドで過ごすことはすごく大事なことではないでしょうか?
実体験:色々あったけどなんとかなってきた
実体験として、僕の人生もこれまで色々ありましたが何とかなってきました。
- 運動会緊張する
- 人前で話すの本当に嫌だ
- 中学校不安
- 高校不安
- 友達できるか不安
- 就職できるか不安
- 仕事覚えられるか不安
様々な不安があったし苦しむこともたくさんありました。
でも何とかなってきました。
結局人は生きている限り「なんとかなる」って感じ。
そして命をなくしてしまった時には「なんとかならなかった」なんて考える自分はもういなくなっています。
なので不安を感じた時、現状を悲観するのではなく「なんとかなる」と心の中で信じる。
ちょっと精神論になってしまいましたが、そういう考え方も大切かなと僕の実体験からも思っています。
まとめ
不安に強くなる方法は
- ネガティブ感情を切り離す
- 人生のコントローラビリティを高める
上記2点です。
不安に強くなると前向きな行動が増えます。そして前向きな行動が増えると人生でポジティブな出来事との遭遇確率が高まります。
不安に強くなって人生に変化を起こしていきましょう。
そしてあとは深く考えすぎないことです。
「なんとかなる」と前向きに物事を考えれば、人間には認識できない部分があなたの問題をそっと解決に導いてくれるはずです。
それでは。