親の都合で引っ越しが決まって子供がかわいそう。
精神的な部分は大丈夫だろうか。
実際に体験した人の話を聞いてみたい。
そんな方に参考になればいいなと思って書きます。
この記事を書く僕は転勤が多い仕事をしています。
入社して約8年経ちますが、3回転勤を経験しています。
そして先日4回目の転勤が決まりました。
つまり2年に1回のペースです。
しかも今回は単身赴任になってしまいました・・・。
子供は現在2歳で保育園に通っていて、転勤が決まった日から僕は胸がすごく痛くなり始めました。
「この保育園に通うのもあと少しなのか・・・」
「先生に可愛がってもらえるのもあと少しなのか・・・」
そして「2歳の娘はそのことをよくわかっていない・・・」
保育園に送ったり迎えに行く度に胸が痛みます。
そんな僕の実体験からお伝えできることをお話しします。
転勤族の子供はかわいそうか?【結論:悪いことばかりではない】
結論として、
悪いことばかりではないと前向きに考えています。
- 転勤したからこそ経験させてあげられることがあった
- 転勤して2ヶ月、子供は元気に生活できている
上記の理由からです。
順番に書いていきます。
転勤したからこそ経験させてあげられることがあった
転勤があったからこそ経験させてあげられたこと、出会えた人がいました。
ひいおばあちゃんに何度も会わせてあげられた
前回の転勤がひいおばあちゃんの家が近い場所への転勤でした。
運命は不思議なものです。
今までは車で3〜4時間かけて会いに行っていたひいおばあちゃんの家に30分もかからなくなったので、何度も会わせてあげることができました。
妻方のおばあちゃんなので、妻も喜んでいました。
転勤という偶然がきっかけで、大切な時間を過ごすことができました。
ちなみに、ひいおばあちゃんは現在も元気に生きています。
生後すぐの時から2歳までの期間すくすく育つ子供の成長を見せてあげることができたのは、親としてもとても嬉しい経験でした。
近くに住んでいるからこそ連れていける場所があった
僕も妻も海なし県出身です。
なので普段は海にはなかなか行くことがないのですが、転勤して海の近くに住んでいたので、何度も海にいきました。
子供にも何度も海を見せてあげることができました。
「ざぶーん」と興奮したり、
手を大きく広げて海の大きさを伝えてくれたり、
波のジェスチャーをしてくれたり、
子供の喜ぶ姿を見ることができたは嬉しかったです。
転勤で海の近くに住んでいなければ我が子の海デビューはまだだったと思います。
保育園の先生に可愛がってもらえた
保育園はすごくアットホームな雰囲気でした。
娘は場所見知りと人見知りが激しかったのでアットホームな場所で保育園デビューができたのは良かったと思っています。
最初は大泣きしていた娘もすっかり保育園に慣れて「しぇんしぇい」と先生を呼ぶ姿はとても可愛らしかったです。
転勤のことを妻が先生に伝えると先生もものすごく寂しそうにしていたらしいです・・・・
そんなに寂しそうにしてくれるなんて、うちの娘はとても幸せです。
人生は一期一会ですね。
親の都合っていうのが辛いところですが、優しい先生に可愛がってもらえた2年間は娘にとっても大切な経験になったと思います。
転勤して2ヶ月、子供は元気に生活できている
この記事を書いている時点で、転勤して2ヶ月経ちました。
娘は元気です。とても元気です。
僕と妻お互いの親が割と近い距離に住んでいるので、じいじ、ばあばに会う回数が増えました。
子供が笑顔を見せてくれているのでホッとしています。
人生の出来事には正解はないので、とりあえず今幸せそうにしてくれていればOKです。
「引越し」+「僕は単身赴任」状態ですが、大丈夫です。
子供は力強く育ちます。
単身赴任をして感じる家族の温かみ
単身赴任は寂しさももちろんあります。
でも、だからこそ会えた時にはやっぱり家族はいいなと改めて思う回数が増えました。
温かみを感じます。
そして家族との時間を大切にする意識が強くなりました。
寂しいです。
でも悪いことばかりではないです。
人生は一期一会
出会いがあれば必ず別れがある。
それが人生です。
いつかは終わりが来ます。切ないですけど。
別れを悲しむよりも出会えたことに感謝するべきだと思います。
この2年間で娘は大きく成長しました。
この先もたくさんの出会いと別れを繰り返しながら娘の人生は続いていきます。
親の事情ということに胸が痛くもなりますが、
悪いことばかりではないし、人生は一期一会です。
転勤がきっかけで出会えた人とのご縁にも感謝して、次の転勤先でも新しい出会いに感謝をするべきだと思います。
それは娘にとっても同じだと思っています。
さよならだけが人生
「花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ」
唐の詩人、宇 武陵(うぶりょう)の「勧酒(かんしゅ)」を井伏鱒二氏が和訳したものです。
さよならだけが人生・・・。
その通りです。
花が咲けば雨が降ったり、風が吹いたりします。
そして咲いた花も散っていきます。
人生も同じように「別れ」がつきものです。
だからこそ今のこの瞬間に感謝の気持ちが湧いてきます。
出会いを大切にしよう。
出会えたことに感謝しよう。
そう考えるようにしています。
まとめ
転勤族の子供はかわいそうか?
ということに関しても現時点の自分なりの意見を書きました。
結論:悪いことばかりではない
親の事情だし、保育園もやめないといけない。
引越しも大変。
ネガティブに考えてしまうこともあるかもしれませんが、悪いことばかりではありません。
転勤があったからこそできた経験や、出会えた人、行くことのできた場所があります。
それは次の転勤先でも同じで、また新しい出会いと経験が待っています。
なので悪いことばかりではないです。
親の都合という部分で子供に「かわいそう」という感情を持ってしまうかもしれませんが、大切なことは子供が「楽しそうかどうか」という部分です。
現時点で僕の娘はすごく楽しそうにしてくれているので安心しています。
ただ、年齢が上がってきたり、お友達ができるとまた悩みは増えそうです。
それでも、良い面も必ずあるはずなので、そこにフォーカスしていきたいです。
それでは。