- 陸上部に入るメリットについて知りたい
- 陸上部に興味を持っている
- 足が速いわけでも自信があるわけでもないけど大丈夫だろうか?
- 陸上部に入ったらどんな成長があるんだろう?
そんな悩みに答える記事です。
僕は中高6年間の青春を全て陸上に捧げました。その経験から陸上部に入るメリットについて解説します。
本記事では練習することを前提にしています。練習をしないで友達と喋って終わるような部活であればこの記事で紹介するようなメリットはないと思います。
まず陸上部はどんな部活であるかを簡単に紹介します。
『一瞬の風になれ』という小説を読むと陸上モチベーションが爆上がりします。陸上部に興味をお持ちであれば是非一読してみてください。
陸上部はこんな部活
陸上部のイメージと経験から言えることは次の通り。
- 「走ってて何が楽しいの?」と聞かれるが走っている時は苦しい。
- 厳しい練習に耐えて自己記録を更新したり、ライバルに勝った時の喜びはたまらない。
- サッカー、バスケ、野球などと比べると少し地味な部活。
- 体育祭や持久走、マラソン大会では活躍できる。
経験は不要
足が速くなりたいという単純な理由でも陸上部は超ウェルカムです。
ちなみに僕が陸上部に入った理由は3つあります。
- 運動部に入りたいと思っていた
- 小学生の頃マラソン大会で上位だった
- サッカー、野球、バスケットは初心者にはハードルが高かった
僕は走るのは得意だと思って陸上部に入りましたが、体力をつけたい人やただ漠然と入部してくる人も多い初心者に優しい部活です。
高校からでも活躍できるし、大学から陸上を始める人だっています。
陸上部に入るメリット6つ
僕の経験から感じたメリットは6つです。
- 足が自然に速くなる
- 持久力が自然につく
- 才能が開花する可能性がある
- 一生の思い出ができる
- 引退しても趣味で継続できる
- メンタルがタフになる
それぞれ順番に解説していきます。
①足が自然に速くなる
練習していれば確実に足が速くなります。
陸上部の練習には必ず走るメニューがあります。
- 坂道ダッシュ
- ミニハードル
- ラダートレーニング
- 筋トレ
- ストレッチ
練習を繰り返すうちに走るための筋肉に磨きがかかり、全く運動をしてこなかった人でも確実に足が速くなります。
入部時には全然だった後輩に「負ける⁈」という恐怖を感じることも割と普通にあります陸上部に入って1年後に進化したあなたを見て驚く人の顔を想像してみてください。
②持久力が自然につく
練習していると持久力も自然につきます。
僕は最終的には20km走っても息切れしない男になっていました。
20キロ走っても息切れしなくなる
中学で陸上部に入った頃は体力がなく、朝練で2km走るのすら地獄でした。そんな僕が高校3年生になった頃には20キロ走っても息切れしない男になっていました。
もちろんペース次第ですけれども足の疲れを度外視すればいつまでだって走れる持久力を身につけていました。
辛いメニューもあり、自分の限界に挑戦するような日もあります。けれども努力は裏切りません。
陸上部に入ればみんなが苦しそうに走っている中でも涼しい顔をして走れるほどの持久力が手に入ります。
体力が全くなかった後輩の話
中学生の頃、グランド1周(300m)もできない子が入部してきました。準備体操の前の軽いランニングですらついてこれないほど体力がありませんでした・・・(・∀・)
「このペースでもダメなのか・・・」
誰も口にはしませんでしたがあまりの体力のなさに全員が驚愕していました。彼は毎日走っては息切れして歩き、走っては息切れして歩きというのを繰り返していました。
そんな彼が1年の冬にはどうなっていたかというと、なんとグランド20周できるまでに成長していました。その成長には誰もが驚きました。そして最終的には部長になりました(笑)
全く走れない状態からでも練習の継続で自然に持久力がつきます。
③才能が開花する可能性がある
陸上部生活6年間の中でたくさんの人の成長をみてきました。
- 長距離希望で入部してきた子が砲丸投げで全国大会出場。
- 何の印象もなかった後輩が3年の夏には400mで関東大会
- 同学年の短距離だった人が3000mでいきなり9分台!
特に目立った特徴のなかった人が突然頭角を表すことが陸上界では多々あります。
種目を変えて才能が開花する人や、突然急成長する人など色々です。
特に同学年で短距離専門だった友達が3000mでいきなり9分台を出した時には驚きました。9分台というのは簡単には出ない数字なんです。焦りましたね・・・。結局彼は長距離に種目変更しました。
あなたにも隠れた才能があるかもしれません。そしてその才能は陸上部である日突然開花する可能性があります。
④一生の思い出ができる
何かに一生懸命になった経験はかけがえのない思い出になります。
他の部活でも一生の思い出は作れると思いますが、陸上部でももちろん作れます。僕の一生の思い出は中学時代の駅伝大会です。
1年の頃に先輩たちが県大会に出場するのを間近でみて、僕もいつか選手として駅伝を走りたいと思うようになりました。2年の頃に選手で出場しましたが結果は22位でした。そして3年の最後の駅伝大会ではアンカーを任され僕は県大会出場を決めました。
3年越しの夢が叶ったのは本当に嬉しくて僕の一生の思い出です。僕はあの時ほど陸上をやっていて良かったと思ったことはありません。本当に幸せな瞬間でした。
あなたも一生の思い出を作ってみませんか?
⑤引退しても趣味で継続できる
趣味で継続しやすいの陸上部のいいところです。例えば野球やサッカーはある程度の人数がいないとできないですよね?陸上は自分の体さえあれば走ることができます。
僕なんて最近はニューバランスのスニーカーで走ってます。道具も必要なければ人数も必要ないのは大きなメリットです。
- フルマラソン完走
- 週に3回走る
目標を設定して趣味で継続することも抵抗なくできます。
⑥メンタルがタフになる
- 高校生の頃は朝練のため5時起き
- 夏休みと冬休みには恐怖の合宿
あの頃の生活は今ではもう無理だなと本気で思います。それほど自分を追い込んでいました。朝5時に起きて、帰りは夜の8時くらい。その後に学校の宿題や勉強。完全なブラック企業です。
合宿で味わった筋肉痛はもうケガレベルだったと思います。あんなに痛かったのは後にも先にもあの時だけです。本当に動けないほどの筋肉痛でした。
- あの頃あの生活に耐えられたんだから大丈夫
- あの頃より全然まし
自分の限界値がすごく高くなりました。
仕事でキツイことがあっても、ちょっとやそっとのことでは僕のメンタルは弱音を吐きません。
デメリットは「陸上部なのに・・・」の一言
デメリットとしては「陸上部なのに〇〇」という一言を浴びせられることです。
足が速くなるとはいえ、サッカー部や野球部にも足が速い人がいるので、負けることも当然あります。
中学時代の体育祭では部活対抗リレーで陸上部が野球部に負けるという番狂わせもありました。陸上部なんだから勝って当然みたいな空気は陸上部の宿命です・・・。
僕も「陸部どうした?」とイジられた経験を何度もしています。
周りを気にするのではなく「常に自分の成長」を楽しみましょう。陸上部は成長がタイムに現れるのでわかりやすいです。
周囲の声はミュートです。
終わりに
この記事では陸上部に入るメリットを6つ紹介しました。
- 足が勝手に速くなる
- 持久力がつく
- 才能が開花する可能性がある
- 一生の思い出ができる
- 引退してからも趣味で継続できる
- メンタルがタフになる
陸上部は僕の中では結構オススメの部活です。
足が速い人はいつの時代もモテます。
そして結果がわかりやすいのがいいです。野球とかサッカーとは違って陸上はタイムや記録で全てが決まります。
自分が進化したのかどうかがすごく明確です。
体育祭やマラソン大会など学校で活躍する機会も多いです。
陸上部に入部を考えている人は前向きに検討してみてもいいと思います。
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