そんな悩みに寄り添います。
この記事を書いている僕は中学・高校の6年間を陸上部の長距離種目に捧げました。苦しくて辛い練習を何度も経験し、辞めたくなったり、逃げ出したくなることもしばしば。
けれども、厳しい部活を経験したからこそ得られたこともありました。
本記事では「厳しい部活から得られるもの」について実体験に基づいて書きます。厳しい部活を頑張っている方は自分を励ますと共に、部活について考えるきっかけにしてもらえればと思います。
厳しい部活で得たことは2つ
厳しい部活から得られたことは2つあります。
- メンタルが強くなった
- 継続力は最強だと知る
順番に解説します。
①:メンタルが強くなる
厳しさに耐えてメンタルが強くなったおかげで自分の限界値が高くなって、ちょっとやそっとでは弱音を吐かなくなりました。
- あの練習と比べたらまだまだ余裕
- あのキツさに耐えたんだからまだできるはず。
上記のような感じで、仕事で辛いことがあっても粘り強さを発揮できるようになりました。
高校時代の1日は超ブラックでした。
・5時起き
→通学は電車と自転車で40分
・7時から朝練開始
→毎朝10キロのランニング
・昼間は授業
→眠くても必死にくらいつく
・午後練
→それなりに毎日ハードな練習
・夜7時〜8時くらいに帰宅
・勉強や宿題をする
・10時か11時に就寝
・そしてまた朝が来る
上記を繰り返してました。
朝からクタクタになり、授業もあって、午後練で自分を追い込んで、疲れて帰ってきたら宿題や小テストの勉強もしないといけない。やっと寝れたと思ったら、朝がきてまた部活。
完全にブラック企業ですよ。もう戻れません。
社会人になってからの方が大変って教えられてたけど・・・
比べるのもどうかと思いますが、正直僕は高校時代の生活の方がきつかったです。
夏休みと冬休みに実施される合宿はキツすぎて思い出したくありません。筋肉痛であんなに体が痛くなった経験は後にも先にもあの時だけです。何度走るのを諦めようと思ったことか数え切れません。
高校時代の厳しい部活で僕のメンタルは相当鍛えられました。仕事できついことがあっても逆に燃えちゃうみたいな謎のスイッチが標準装備されてる感じです。
部活に一生懸命になれるのは学生のうちだけだし、厳しい部活で大変でも後になって振り返ってみると、「あの時の経験が今の自分を支えてるな」と実感するシーンは結構ありますね。
厳しい部活を乗り越えると鋼のメンタルが手に入ります。
②:継続力は最強だと知る
継続こそが最強だと学びました。
コツコツ継続していたらいつの間にか成長していた
中学生になって陸上部に入りたての頃の僕の話です。
- 2キロ走っただけ死にそうになる
- 朝練だけで限界を感じた
- 朝練のあとは汗で髪の毛が濡れていて「シャワー浴びたの?」と間違えられるレベル
- 午後練では5キロ走が必ずあり死にそうになる(2回目)
- キツすぎて仮病を使おうか毎日必死に悩んだ
小学生時代1キロ以上の距離を走ったことがない自分が初めての朝練でいきなり2キロです。午後練なんて5キロ走ります。
完全に未知の世界。
上記の通りでした、基礎トレーニングだけで毎日倒れそうになってましたね。ただ、そんな僕でも半年後には5キロ走も息切れしないで走れるようになってました。
あの時に「継続は力なり」という言葉の意味を実感しました。
高校時代は、ver2.0になった
高校でも陸上を継続したことで僕は「ver2.0」になりました。
中学時代と同じようにしんどい思いをしながら必死に厳しい練習に耐え続けた結果、20キロ走っても息が上がらない人間にアップデートされました。
厳しい部活に入部すると「こんな練習は耐えられない」「もう無理だ」って何度も心が悲鳴をあげます。けれども、そこで頑張って継続すると自分史上最高の自分にアップデートされます。
僕は厳しい部活から継続力は最強だと学びました。厳しい部活に身を捧げれば、あなたも名前の後ろに「2.0」が付きますよ。
部活を継続するかどうかの判断基準
厳しい部活を継続することで得られることは後の人生でも必ず役に立ちます。
けれどもあまりにも厳しすぎて「もう無理、もう辞めたい」と思う部活を必死に続けるものどうかと思います。
そこで厳しい部活を継続するかどうかの判断基準を紹介します。
- その部活で結果を残せそうか?
- 緊張と緩和のバランスが取れているか?
上記2点です。それぞれ解説します。
①:その部活で結果を残せそうか?
自分の輝ける場所で勝負する意識を大切にした方がいいです。
結果が自分を守ってくれる
厳しい部活に耐えれば得られるものは確かにあります。でもメンタルがボロボロの状態で辛いだけの日々って苦行ですよね?
県大会出場、部長として部活をまとめた、レギュラーでエース、選抜選手みたいな結果を残せる位置にいる人はもちろん頑張ってほしい。でも全員がそうではないです。
この部活では結果を残せないと思ったら思い切って部活を辞めるのも立派な戦略だと思います。
厳しい部活じゃなくても、何かを必死になって頑張れば、メンタルは強くなるし、継続力の大切さは経験できます。
自分の輝ける場所で勝負した方が絶対楽しいですよ。
時間は限られている
時間も限られてます。
厳しい部活を嫌々無理して続けるぐらいなら、他のことに時間を使った方がいいかもです。僕は高校時代に部活を無理やり継続して消耗しました。
死ぬほどきつい部活を頑張るのはもちろん立派ですけど、文化祭や学校行事に全力投球するのも立派な経験になりますよね。
時間は限られてるので「部活で結果を残せそうか」というのは判断基準にしていいと思います。
②:緊張と緩和のバランスは取れているか?
二つ目は緊張と緩和のバランスがあるかです。
僕の高校時代の話
例えば僕が学生時代に厳しい陸上部を継続したのは次のような緊張と緩和のバランスがあったからです。
・必死に練習する → 自己ベストを更新して嬉しい
・必死に練習する → 県大会に出場できた
・必死に練習する → 駅伝でメンバーに選ばれる
練習が厳しくても、その先に嬉しい結果があることが僕の部活を続けるモチベーションでした。
楽しいことがひとつもない部活は苦行でしかありません。
なのでもし部活で悩んでいる時はこの緊張と緩和のバランスがどうなっているか考えてみてください。
辛い時は逃げてもOK
「辞めたい」と思ったり「行きたくない」と思っているときは比重が緊張の方に大きく傾いている時です。
厳しい部活を通じて何か得られるものがあったかどうか?それを振り返ってみてください。努力する方向を間違えているのであれば違う選択肢を考える必要があります。
部活が厳しくて辛い場合は逃げてもOKです。
部活が辛いときは逃げてもいいことは下記記事でもう少し詳しく書いてあります。
終わりに
この記事では厳しい部活から得られることについて書きました。
・メンタルが強くなる
・継続力は最強だと知る
上記2点です。
辛い練習が続いたり嫌なことがあった時は、その部活で結果を残せるかと、その先にある自分の将来の姿を想像できるかどうかがポイントだと思います。
厳しい部活から学べることは様々です。部活を辞めたとしてもこの部活は自分には向いていない部活だったということを学んだっていいんです。
どんな行動にも学びはあります。
学べる場は部活だけじゃないので、自分の輝ける場所で頑張っていきましょう。
部活以外のことで「何か始めたい」と思った方は下記記事でおすすめの自己投資について解説しているので参考にしてください。